塩を吹くヌルデ

上野橋を下がった左岸にヌルデが実っています。川岸の株の実は、真っ白に潮を吹いています。これはリンゴ酸カルシウムという成分で、なめると少ししょっぱい。このように塩を吹くので、ヌルデはシオノキとも呼ばれます。戦時中はこれから実際に塩を取ったりしたそうです。漢方では、塩麩子(えんふし)と呼ばれ、下痢止めや咳止めなどに利用されるとか。ヌルデはウルシの仲間なので、試される際にはかぶれにくれぐれもご注意を。