活動報告

 2020年春からの新型コロナウイルス感染症の拡大で、桂川クラブの諸活動には多くの制約が強いられてきました。このような中でも、会の活動は継続しています。そこで、活動の報告を、写真を多用して掲載するページを設けました。このページを通じて、会員の方々および桂川クラブに関心を持たれる方々に、桂川クラブの活動の目的と状況を知っていただきたいと思います。なお、この活動報告は1ヶ月遅れで掲載しますので、最近の活動報告については『桂川だより』の最新号をご覧下さい。

清掃活動付近の桜並木

『桂川だより』175号より

例会・水尾からJR保津峡駅 9月7日(木)曇時々晴 参加者11名
前日の雨で少し暑さがましになりました。JR保津峡駅から水尾自治会のバス10分程で柚子の里水尾に着きました。丁度柚子が木いっぱいに緑の実を付けていました。(今年は豊作か?)水尾は標高250m程あり心持ち風がさわやかに感じました。皆であれやこれやと、賑やかに観察しました。お目当てのカリガネソウの花は暑さが厳しいせいか、2株ほど咲いていましたが、秋の気配を待っている様でした。最後の方ではミンミン蝉が大きな声で鳴いていて“残暑まだまだ”と言っていました。全員無事にJR保津峡駅に着き13:23に乗りました。(ChiM)
【一口感想】 久し振りの例会参加。気温も低めで過ごしやすい水尾の散策です。柚子の木が多いからかアゲハチョウが多く飛び廻っていて、その中に「ミヤマカラスアゲハ?」と思える珍しいきれいな蝶もいます。秋らしい花が次々と現れ、カラスウリをはじめ、遠くからでも目立つセンニンソウが白い花をたくさん付けて満開です。カリガネソウも咲いていました。帰路でキンモンガを見つけました。また、アカスジシロコケガが幼虫から蛹になる時の自己防衛策を教えてもらってビックリ!!それを実際に目にすることができてすごい収穫でした。(SN)

『桂川だより』174号より

桂川貴重植物保全活動 7月23日(日)晴れ 参加18名
 暑い日でしたが18名の参加で、保全花壇の整備、新規の造成花壇の整備、草刈りを行いました。今回は、造成花壇が河川工事の予定地に入っているということで、今、生育しているユキワリイチゲ、ゲンノショウコ、ノアザミ、オニユリ等の移植先の整備も行いました。
 8月10日現在、保全花壇、新規造成花壇にノカンゾウが花盛りです。カワラナデシコの花はまだ残っていますが、種もでき始めています。(MT)


『桂川だより』173号より

桂川清掃活動報告 6月13日(火)曇り 参加17名(会員外1名)
国交省が松尾橋右岸上流側の土砂撤去工事を始めました。5月~10月下旬の予定。草木は全部切り取られ、昆虫や鳥達はどうしたでしょうね。松尾橋左岸にて活動。ゴミ7袋、網3枚、パイプ2本。(ChiM)

相変わらずバーベキューゴミが多いです。

例会:洛西ハイキング 6月18日(日) 晴れ時々曇り 参加14名
集合場所の洛西バスターミナルで朝市があり、夏野菜を売っていたので、トマトやキュウリを買ってリュックに詰め、旅のお供になってもらいます。小畑川に沿って、ヤマモモの味見をしたりカワセミを見たりのんびり歩き、大蛇が池に至りました。昆虫はあまりいませんでしたが、ヒメガマの穂から飛び散る黄色い花粉、綺麗に咲くスイレンの花を見て歓声をあげました。その後、希望者5人と竹林公園を見て帰りました。(TY)
【一口感想】
洛西ニュータウンが開発され始めた50年ほど前、よくこの辺りに来ていました。雑木林や竹林が伐採され、山や丘陵が切り崩されていく様子を目の当たりにしていましたので、今回久しぶりにニュータウン内を歩いてみて緑の森が復活し、よく整備された遊歩道や公園の様子に時の長さを感じました。小畑川沿いのヤマモモの赤い実、大蛇が池のスイレンや周回道路傍のネジバナやムラサキシキブの可愛い花が印象に残っています。梅雨の中休み、薄曇りの中でそう暑くもならず、ゆったりとしたハイキングコースを皆さんと一緒に楽しませて頂きました。(YS)

例会:キヌガサタケ観察会 6月24日(土)曇り 参加7名  
 今までにない早い集合時刻(午前7時30分)なので予想通り集まりは少なかったです。8時ごろ竹藪に入りました。時間が早かったのか、それとも今年は時期が遅かったのか?キヌガサタケを2本確認。前日に開いた跡はありましたが今にも倒れそう、レース状の部分も少なく寂しい感じでした。次に上野橋方面に向かいます。逆に巻いて2つ並んだネジバナの可愛い姿やイモカタバミ、ムラサキカタバミの両方を見ました。葯の色の違いで識別できることを教えて頂きました。ここで解散となりました。純白のレース編みのようなキカラスウリの花が咲いていました。キヌガサタケの物足りなさが救われた思いでした。今回は集合場所まで迷った人、迷子になってしまった人がいて、何度も迎えに行ってくれた方がいました。分かりやすい集合場所の明記が課題と思われます。(KM)
【一口感想】
早朝7時半の集合。キヌガサタケの美しい姿が見られるか楽しみでした。早速、藪の中に入ってすぐに見ることができ「ラッキー!」白のレースをまとっていてとても素敵!私もその様なブラウスを着てお出かけしたくなりました。藪から出てネジバナを見ました。特に三種のカタバミ(イモカタバミ、ムラサキカタバミ、オッタチカタバミ)が印象に残りました。(YT)

桂川貴重植物保全活動 6月25日(日)晴れ 参加19名
今回は保全花壇の整備、3つの造成花壇周辺の草刈、新規の造成花壇の草刈を行いました。造成花壇、新規の花壇には「桂川貴重植物保全エリア」の看板を設置しました。
7月10日現在、カワラナデシコ、ヤブカンゾウ、ウマノスズクサ、シロバナサクラタデ、オニユリ等が開花。(MT)

例会清滝から高雄へ 7月3日(月) 晴れ後曇り 参加8名
 梅雨のただ中、お天気が心配でしたが、当日は午後から雷の予報が出ているものの朝は青空が見えていました。清滝バス停を降りて歩き始めると近くの竹藪にレースを広げたキヌガサタケを2本発見。タケニグサも美しい花を咲かせていました。清滝川を渡った滝の手前にはオオハンゲが大きな葉を広げて涼しそうです。山手斜面にはオオバノトンボソウも…。オオルリが杉の木のてっぺんで囀り、川面すれすれをカワガラスが鳴いて飛びます。様々な野鳥の囀り、爽やかな風、水の流れる音…。花は少しさみしいですが、水分をしっかりと吸ったシダや木々の緑が美しいです。ギボウシ、ミゾホオズキ、ミズタビラコ、ナツノタムラソウの花を見ました。この道は東海遊歩道です。今は亡き夫といつも鳥見や植物観察で歩いた思い出深い処です。渓流沿いの道を国道まで歩いて高雄バス停で解散。雨にも遭 わずJRバス、市バス、それぞれに乗り無事に帰路につきました。(YM.)
【一口感想】
下見の時、豪雨の後で清滝から1.5kmあたりで道が濁流で溢れ先に行けませんでしたが、今回は道もしっかりしていました。清滝川の水も澄み涼しく、木々の緑も夏の装いで気持ち良く、桂川クラブの素晴らしい解説のシャワーを浴びて楽しい例会を無事終えることができました。 (ChiM)

桂川清掃活動報告 7月11日(火) 晴 参加者14名

久しぶりに上野橋左岸下流側の清掃を取り組みましたが、葛野学区の方が7月2日に桂川や有栖川の清掃活動をして下さったとの事でゴミは少なく10時過ぎに解散となりました。暑い中ありがとうございました。ゴミ3袋。(ChiM)

ゴミの量は少なめでした

『桂川だより』172号より

「コイ・フナを救え!」魚の救出作戦
・5月7日 大雨が降り気になることがあった。2年前の5月に桂川が増水した時、流れの弱いところに集まった魚が水が引いた後も逃げられなくて取り残されたことがあったからだ。
・5月8日 見に行ったがかなり増水していて、前と同じことになると思った。その後、水が引いても濁りのため魚がいるか確認できず。
・5月12日 濁りが薄くなり、魚影が(数百匹?)確認出来たのでTさんに連絡した。
・5月15日 国交省の車が来ていた。現場の状況を確認したと思われる。
・5月20日 業者が重機で溝を掘り、魚が本流に戻れるようなった。前回は上流側だけの溝であったが、今回は下流側にも溝を掘ったので常時、本流とつながっている。そのためすぐに干上がることはなくなった。
・5月28日 完全に水が引いたが、本流とつながっていた。魚たちは無事に桂川へ戻った様子。(MI)


野草観察と野草料理の集い 梅津まちづくり委員会 
5月20日(土) 曇りのち晴れ 一般20名 (大人7・児童11・幼児2) スタッフ14名(うち桂川クラブ9名)計34名

 毎年、上野橋上流左岸で、春の芽吹きの季節に開いている行事です。学区西側を桂川に接する梅津学区は西山を背景に北から東に大きく方向を変えながら悠々脈々と流れる桂川の自然に、憩い、安らぎ、癒されながら日々を暮らす住民の方も多くいます。そんな桂川の自然を改めて見直し、後世に引き継ぐことを目的としている活動です。しかし、一方では度重なる水害の脅威を不安に思う人や無関心な方たちも少なくありません。そこで、少しでも興味を持ってもらうために、日ごろ見過ごし勝ちな、様々な草花との出会いを楽しみ、同時に五感の一つ、舌で自然を丸ごと味わいたいと野草料理を企画しました。これが意外と子ども達に人気で、「花より団子」、観察よりも「食べられるか?否か?」に関心が集中。説明中でも「食べられますか?」と質問も一点に集中です。その点、案内者に申し訳なく思いますが、桂川の自然を体に取り込むことで、桂川に愛着が生まれることを期待する主催者としては、ほほえましく感じる一瞬でもあります。
 一方、大人の方々は、河川改修工事の影響で、河川敷グランドは刈り込まれ、芝生を敷き詰めたような場所に立って、これとわかる野草など見つけられず戸惑い気味です。しかし、よくよく足元を見れば小さな野草たちが、健気に可憐な花を咲かせていることに先ず驚きです。草花たちそれぞれの生存戦略の凄さや逞しさ、ユニークさなどの説明を聴いて二度三度と驚きを繰り返しながら、小さな草花との出会いを楽しみました。その後、ヨモギ、カラムシ、アカツメクサ、ノビル、ヤブガラシなど、摘んだ野草を自治会館に持ち帰り調理。天ぷらや、お浸しにしていただき、皆のお腹を桂川の自然でいっぱいにしました。(YN)

当日観察した植物(注意!食べられないものも多数含まれています。


青空喫茶 5月13日(土)に松尾橋左岸下流(保全花壇)で行いました。報告は『桂川だより』172号1~3pに掲載しています。

例会・鷹峯紙屋川源流散策 5月15日(月)雨のち曇り晴れ 参加12名
降水確率50%、不安定な天気予報と朝に降り出した雨に濡れ集合地に到着。予定時刻には10名が集まり、現地でさらに2名増え12名の観察会になりました。初めての例会場所なので期待しつつ何が見られるか興味津々です。鷹峯の源光庵や光悦寺を横に見ながら正面に見える山に向かっていくと勾配21%の京都一の激坂といわれている「千束の坂」に行き当たります。ここから車道を離れ「長坂道」と名が付く古道を下っていきます。一歩入れば別世界、暑い日差しから解放された緑濃い山道です。さっそく野草が道の両側にたくさん茂っています。「天神川起点」の標識を見ていよいよ坂尻まで紙屋川源流への林道歩きです。林道に入るとさらに気温が1~2度下がり空気も清く大変心地よい。観察は早すぎる組と遅すぎる組、前と後ろが長~く伸びてしまいます。雨上がり、谷川の水、深い緑は生き生きとしています。花が終わったもの、これから咲くものが次々と現れます。大勢で見て歩くといつも新しい発見があるものです。今回も新しく確認できたものもたくさんあり満足な涼しい一日になりました。(TM)【一口感想】
当日の朝は雨がパラパラと降っていてどうなるかと思いましたが、現地に到着したら雨は止み青空も出て散策日和となりました。紙屋川沿いの谷の崖は湧水が滴りヒンヤリ。その環境に適した植物や昆虫の観察を楽しみました。成虫になるまで3年かかるムカシヤンマ(京都府では準絶滅危惧種)に2度も出逢えて感激!カワトンボの仲間、ビロウドコガネ、金色に輝くヒゲボソゾウムシ、サワガニ、崖にはイクビゴケ、イワナシ(美味しかった)、マムシグサ、シダ類などが見られました。(YS)



桂川貴重植物保全活動 5月28日(日)晴れ 参加16名
今回は保全花壇の整備、新規の造成花壇の草刈と、保全花壇で増えたカワラナデシコ、シロバナサクラタデの移植を行いました。他にも、スイカズラ、クララの挿し木をしました。今のところ、移植したものの生育は順調です。(MT)

例会・平安神宮&市立動物園 6月9日(金) 曇り時々晴れ 参加12名
訪れた平安神宮は七つ上の兄の結婚式に参列した時以来、約60年振りの訪問でした。泰平閣(橋殿)の欄干に腰をかけて池を眺めていたことを思い出します。庭園は当時と大きな変化はないのでしょうが、アジサイ、ハギ、ナデシコ、クズ、フジバカマなど和の植物が植えられていて和風植物園のような雰囲気があります。今回は花菖蒲が目当てでしたが見頃を少し過ぎていました。しかし、池の水面にはスイレンが咲き誇り圧巻でした。お昼前に市立動物園に向かいました。園内に入ると先ずは藤棚の下で弁当となり、雑談で盛り上がりました。食後は動物たちとの面会です、鳥類に人気があり猛禽類、水鳥をたくさん見ました。象の厩舎では地響きのような大きな象の鳴き声に驚きました。大木に生えているキノコや木の割れ目に入っているヤモリを発見。さすが桂川クラブです。動植物は見逃しません。思いのほか時間が早く過ぎ楽しい一日となりました。(TK)
【一口感想】
平安神宮は京都に住んでいれば誰でも知っている名所です。私自身も長年住んでおり当然知ってはいるのですが、さて、行ったとなると記憶が全く無いのです。今の季節、平安神宮の庭園には様々な色の花菖蒲や睡蓮が咲き誇っていました。池の中央に掛かる橋である泰平閣は、京都御所から移築された立派な建築物で、ここから望む庭園風景は素晴らしい眺めでした。その後に行った動物園は、以前とは全く違い新しくなっており、童心に帰り色々な動物や鳥たちに癒やされました。(YY)(写真をクリックすると拡大します。)

給水設備設置要望書提出の報告
5月23日に「桂川貴重植物保全活動」をしている「桂川運動公園」(松尾橋左岸下流)に、給水設備を設置する要望書を、京都府商工労働観光部へ提出しました。梅津まちづくり委員会、NPO法人右京少年野球振興会、桂川クラブ、淀川管内河川レンジャーアドバイザーの連名の要望書です。Oさん、YN、YN、MTの4名が出向きました。府の担当者2名の対応は丁重で好意的でした。その時点では回答はもらえませんでしたが、6月13日に河川事務所から、設置希望場所の案内をしてほしいと連絡が入りました。まだ設置の決定ではありませんが、一歩前進です。(MT)

活 動 報 告(『桂川だより』171号掲載分)

2023年4月桂川清掃活動報告 4月11日(火) 快晴 参加者13名
松尾橋右岸の清掃活動でしたが、左岸の方もゴミがあると2人の方が行ってくれました。ゴミ5袋、網3枚、三輪車、トユ1本、長柄バサミ1本。(ChiM)

桂川貴重植物保全活動 4月23日(日)晴れ 参加23名
今回は保全花壇の整備と保全花壇で増えた植物の移植先として、新規の造成花壇候補地の草刈を行いました。終了後、井戸設置要望書についての意見交換を行いました。(MT)

例会・大宮林道ハイキング 4月26日(水) 雨天のため中止

例会・久世橋ハナウド自然観察会 5月6日(土) 曇り 参加15名(うち 小学生を含む非会員3名)
久世橋の右岸上流河川敷、お目当てのハナウドはレースのような大きな花序を無数に付けて待っていてくれました。咲き始めもあり、結実を始めたものもあり、全体で6分咲きと言ったところでしょうか。図鑑には「頂生の花序のみ結実して、側生の花序は結実しない」とありますが、「ホントやろか?」探究心旺盛な皆さんルーペを覗きますが結論は「よう分からん!」ということで、要継続観察になりました。他には花盛りのナワシロイチゴ、香り清々しいショウブ、外来寄生植物のヤセウツボなど。
また、モンカゲロウを中心とするおびただしい数のカゲロウ類も発生していました。心配した空模様も何とか持ってくれて、虫と戯れ、草花と語らい、2時間余りで300メートル進む、典型的な桂川クラブの観察会となりました。  (HN)

【一口感想】
「かんさつかいにさんかしたよ」
さいしょ、こども1人で、じしんがなかったけど、どんどんなれてきて、たのしいなとおもいました。「これはがいらいしゅ(外来種)だよ」とか、いろんなことをおしえてくれました。いろんなことをおしえてくれてうれしかったです。(小2 MH)
【一口感想】
西京区を中心に活動している、ボーイスカウト京都第1団に所属しているYHです。昨年ボーイスカウトのハイキングの途中、子ども達を待っている時に、桂川クラブメンバーのIさんに道端でたまたまお会いし、話をしたのがきっかけで、4月30日にボーイスカウトの子ども達を対象とした桂川の春の自然観察会を開催していただきました。その、観察会がとても楽しく、今回、桂川クラブの例会に初めて子どもと参加しました。春の桂川は、さまざまな草花が芽吹き、穏やかな春風にのって昆虫達が飛び回る美しい季節です。今まで名前も知らない草花や昆虫達でしたが、知識豊富な桂川クラブの皆さんの話を楽しく聞きながら観察すると、かわいらしい姿や生態などにとても興味が湧きました。身近な桂川ですが、その自然環境は、とても豊かで多様であることを発見できました。これからも、子ども達と一緒に、自然の中で生き物たちの生態系を観察し、自然との関わりを深めていければと思います。また、例会や観察会など、参加させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。(YH)

5月桂川清掃活動報告 5月9日(火) 快晴 参加者15名
日曜からの豪雨で桂川の水量も最近になく増えてゴーゴーと流れています。川べりに近づかない様注意して活動しました。今回から集めたゴミに数量と桂川クラブの名前を付ける事にしました。ゴミ5袋、網7枚。(ChiM)

「桂川クラブ案内人と歩く 桂川の魅力発見!」 河川レンジャーイベント 4月30日(日) 曇りのち晴れ
子ども14名・大人11名・桂川クラブ7名 計32名

天気予報でハラハラさせられた雨も開始時刻の午前9時直前には止み、薄日が差してきました。
第1部、河原観察会は、桂川クラブのスタッフを講師にして、縦割りで4つの班に分かれて活動。班毎の説明が個性的で、野草あそびを交えながら植物、鳥、昆虫の観察とバラエティーに富む楽しい内容でした。
第2部では、年長の子ども達の植物スケッチグループと、小さい子達の葉っぱのフロッタージュグループに分かれて行いました。スケッチの子ども達は短い時間の中でお気に入りの野草を各自の視点で器用に描いていて感心しました。フロッタージュの子達は自分で選んだ葉の上に和紙を置きその上からパステルなどでこすり出す遊びをしました。大きい画用紙に個々の作品を貼り合わせて共同作品を完成。閉会式で出来上がった作品を皆の前で披露し、子ども達も満足そうでした。
参加者全員で手拍子や草笛の伴奏で『キャンプだホイ!』を歌い和やかな雰囲気の中、最後に私から「河川の改修工事が行われ桂川が変わりつつある現在、今日の体験を思い出し、これからも桂川の自然に親しみ大切にしてほしい」と話しました。12時過ぎには閉会。子ども達は「楽しかった」「色々な草花の名前を知ったことや草遊びが面白かった」などの感想を言ってくれました。小さい子どもから大人まで様々な年代の人が一緒になり桂川の自然に親しむ貴重な時間となりました。田子会長をはじめ、協力いただいた桂川クラブの皆さんに感謝いたします。(TI)

活 動 報 告(『桂川だより』170号掲載分)

例会・ネコヤナギ観察会 3月11日(土) 晴れ 参加28名
毎年恒例の「ネコヤナギ観察会」が、今年も無事に開催されました。予報通りに気温が高く、とても3月上旬の一日とは思えませんでしたが、4月から新しく入会される方々を含め、大勢の方々に参加いただきました。松尾橋左岸からネコヤナギを観察しつつ、おしゃべりしたり写真を撮ったりしながら少し上流へ。ネコヤナギ越しに、桂川の川面、落ちる水が輝く堰、遠くに愛宕山を望む場所でコーヒータイム。ようやくコロナが落ち着きつつあるせいでしょうか、以前の穏やかな春の日を取り戻したような気分で過ごしました。桂川を取り巻く環境も大きく変化していると聞きますが、来年もその先もずっと、この場所でネコヤナギの変わらぬ可愛い姿に出会えることを願います。(SY)
【一口感想】
汗ばむような陽気の中、観察会に初めて参加しました。松尾橋辺りから見ると存在感のある愛宕山が目の前にそびえ、広々とした桂川が悠然と流れて来る素晴らしい景色の中に猫柳はありました。しかし、ここも洪水時には茶色の水がごうごうと音を立てて流れ、様子が一変するのだそうです。猫柳は大水や暑い夏、寒い冬にも耐え春を迎えるのです。当日はその不思議を面白く聞かせて頂きました。桂川の流域の中でもこの辺りにしか見られないこと、雌雄異株であること、赤い葯の中に、黄色の花粉を隠して持っていることなど、今まで何気なく見ていた猫柳もなかなかの辛坊木であると感じ入ります。解散後、雪割一華の咲いている場所に案内してもらいました。藍紫色の可憐な花が真っ青な空に映えていました。この他にもオオバンや鳥の羽根の話等、春の半日を楽しく過ごすことができました。(NI)

桂川の清掃活動 3月14日(火) 快晴 参加12名
寒暖差が激しく朝は冷え込みました。まだ上手でない鶯が鳴いていました。クリーン大作戦のおかげかゴミは少なかったです。ゴミ3袋。(ChiM)

桂川貴重植物保全活動 3月19日(日)晴れ 参加23名
今回は保全花壇の整備、新規の造成花壇候補地の草刈を行いました。大阪から新たに母親と息子さんの参加がありました。(MT)

例会・貴船散策 3月29日(水)快晴 16名参加
貴船入り口の広場でストレッチ後スタート。川のせせらぎを聞きながらゆっくりと川沿いの崖、小道の草花や木々を見ながら歩きます。桜は満開、キブシ、ミツバアケビ、ニワトコ、コショウノキなどの樹木やミヤマキケマン、トウゴクサバノオ、スズシロソウ、ヤマルリソウ、ミヤマカタバミ、イチリンソウ、ニリンソウ、スミレの仲間、ハコベの仲間など多くの春の草花を見ながら、教わりながら歩いたのでした。
本宮、水占いの崖上にはキクザキイチゲが見事に咲き揃っていました。奥の院の先ではシュンランが、芹生峠の入り口には数種のネコノメソウがみられて、これほど人の近い場所で多くの山野草が見られる場所は多くはないと思えます。どうぞこの先も盗掘されることなく残っていて欲しいと願わずにはおれません。まだまだ観察を続けたいゆっくり組もいて流れ解散になりました。最後尾はカワガラスやミソサザイの巣材運びも見て大満足で帰ったのでした。(AK)
【一口感想】
貴船口から緩やかな山道を登りながら土手にさいた小さな草花を見つけては足が止まり、皆が「せんせい」になる。長葉立坪菫(ナガバタチツボスミレ)、大立坪菫(オオタチツボスミレ)の葉の形や裏の色合いの違いを観ては、新しい世界への第一歩が開かれる。リュウノヒゲの実の皮を剥き、中の芯を地面に落とすと、跳ね返りスーパーボールのよう!小さな花や実に驚かされながら帰りの貴船川でミソサザイに出合った。川の苔岩の上で羽を広げて遠くまで聞こえるような澄んだ声でさえずっていた。感動をその場に置いて、帰りの脚が気になった私は山を降りた。(FO)

バスツアー湖北の花巡り 4月9日(日)
素晴らしいお天気に恵まれてマイクロバス2台、33名の参加で「湖北の花巡り」を実施しました。詳細は5月号(171号)で報告します。

活 動 報 告(『桂川だより』169号掲載分)

桂川清掃活動
2月14日(火)曇一時しぐれ 参加16名(会員外1名)
 一昨日は15度位まで上がりましたが、また寒気の南下で寒くしぐれる中での活動となりました。ゴミ8袋、網1、看板1、傘、ホース等。(CMi)

桂川貴重植物保全活動
2月19日(日)雨天のため中止

京都府立植物園観察会
2月21日(火) 雪 雪の 京都府立植物園 例会  2月21日(火)

 地下鉄北山駅の階段を上ると一面の雪。竹も雪をかぶって地面に先端が届きそうなほど。そんな天気にもかかわらず新入会員さんも含め14名の参加でした。イチゴノキ、ボダイジュ、ハナノキ、身ぐるみはがされ赤裸のバクチノキは言い得て妙なネーミング。雪の重さにうな垂れて健気に花を付けているスノードロップとは対照的に生態園ではフクジュソウ、セツブンソウ、ミツバオウレンなどが雪に埋もれてもしっかりと咲いていました。ミツマタ、マンサク、赤い実をつけるガマズミは酢味のある味、子供の頃の記憶が蘇ってきます。残念なことに赤い実は小鳥に食べられたようで残っていませんでした。葉先が金魚の尾のようになっている珍しい椿は案内できませんでしたが、又の機会に探しに行ってください。JRが止まるほどの雪にはならなくて一安心でした。(MN)

 十何年か振りの植物園。下見の時には暖かく春の草花が咲きかけていて10日後には楽しんでもらえると思っていたのに、雪に覆われていて残念!温室で暖を取ることにしたらこれが正解で、珍しい花、木を見て楽しい時間を過ごせました。「北山エリア」の再開発計画の一環として現在の植物園の木を切って、レストランやショップを併設するという案が持ち上がっています。失った自然は戻せません。緑豊かな府民の憩いの場の存続を願います。(CM)

一口感想
 思いがけず雪の植物園でした。一面の雪化粧が美しく、なかなか見たいと思っても出会えない景色でした。降りしきる雪の中、新雪を踏んで歩きました。こんなハプニングも良いもの。例会でもなければ来ることはなかったと思います。温室では新聞で紹介されていたサルの顔にそっくりという「モンキー・オーキッド」という黄色い蘭の花を見ました。歩きながらのおしゃべりも楽しかったです。(AK)

 雪が降る中の例会に城陽から初めて参加させていただきました。福寿草も雪に埋もれていましたが2輪ほど顔を出していました。温室にも入り、暖を取りながらゆっくりと歩みを進め、上や横を見ながら説明に聞き入りました。野鳥の姿は少ししかありませんでしたが雪の中の鳴き声は聴こえ、寒い中でも頑張って生きているなと感じました。(TT)

第16回桂川流域クリーン大作戦 2月26日(日) 2300人が参加 4年ぶりの河川美化活動
 第16回桂川流域クリーン大作戦は2月26日と3月5日の両日、南丹市の日吉ダム付近から島本町の三川合流域までの22箇所で実施されました。新型コロナウイルス感染症の拡大で過去3回が中止となっており、4年ぶりの河川美化活動。多くの参加者が再開を喜び、ゴミ拾いに取り組んでいました。
 コロナ禍で準備も遅れ遅れとなって皆さんに迷惑をかけましたが、26日は河川工事のために中止にした1エリアを除く21箇所で、3月5日は亀岡エリアで実施しました。積雪もあって心配しましたが、全体で約150団体約2300人が参加。約1500袋のゴミを集めました。桂川クラブのメンバーも20人が嵐山中之島公園、松尾橋東詰め、桂離宮前緑地公園などで活動しました。(YN)

活 動 報 告(『桂川だより』168号掲載分)

1月14日(土)新年例会:松尾橋~嵐山観察会 雨天のため中止となりました。

桂川貴重植物保全活動 1月22日(日)晴れ 参加19名
今回は保全花壇と造成花壇の成果や活動範囲を確認に回りながら、河川工事の拡大への対応や活動の進め方等を話し合いました。活動終了後意見交換会を行い、井戸の設置要望などの意見を交流しました。参加者からも移植、井戸掘削等の有効な意見を頂いています。(MT)

鴨川野鳥観察会 1月30日(月)晴れ 参加17名
 準備体操の後、冷たい北風もなく暖かな日差しを受けて御池大橋を目指して右岸を歩く。道は良く整備されているので歩きやすいが、寒波による雪が残っていて日陰では凍っている。比叡山や大文字山にも雪が残り、白い三角形ができていた。芝生の上に大きな雪だるまを見つけ比叡山をバックに記念撮影をする。野鳥を探しながら相変わらずのノロノロ歩きだ。丸太町橋の右岸にある頼山陽の「山紫水明處」を垣根越しに見る。予定の御池大橋まで行けそうにないので、12 時過ぎ丸太町橋で解散。雪景色の北山を望み、清らかな流れと共に散策するのんびり歩きでした。野鳥も 25 種が見られ、気持ちの良い散策日和となりました。(KI)

【一口感想】
 1月30日の鴨川野鳥観察例会に初めて参加させて頂きました。当日はいい天気に恵まれ、皆さん和気あいあいとされていて、初参加でも楽しく過ごさせて頂きました。
 普段見ている鳥が多かったのですが、途中、カワセミを初めて見ることができたのは良かったです。持ち物に双眼鏡とありましたが、持っていないのでカメラに望遠レンズを付けていきました。僕のよりも長玉のレンズを付けた方が何人もいてビックリしました。「鳥を観察するにはあれくらいの望遠レンズが必要なのかな」とも思いました。貴重な体験をさせてもらいました。ありがとうございました。(HY)

宝ヶ池野鳥観察 2月10日(金) 雨天のため中止となりました。

活 動 報 告(『桂川だより』167号掲載分)

桂川貴重植物保全活動 12月25日(日)晴れ 参加19名
保全花壇の整備(草刈、根切り)下流、桜並木の土手下に、帯状に草を刈ってアカネ、テイカカズラ、ツルウメモドキ、カラスウリの種を蒔く。保全花壇から、オオルリソウ1株移植。活動終了後交流会を行いました。(MT)

桂川清掃活動 1月10日 (火) 曇り 参加18名(会員外2名)
正月明けの寒い日でしたが大勢の方の参加でした。会長のラジオを聞かれて1名の方が参加して下さいました。ゴミ10袋、網3、塩ビパイプ1、板3、半ドラム缶(CM)

新年例会・松尾橋~嵐山観察会 1月14日(土)雨により中止となりました。

活 動 報 告(『桂川だより』166号掲載分)

久世橋付近の自然観察  11月18日(金)
この例会報告は『桂川だより』巻頭ページに掲載しています。当日に観察した動植物の写真を紹介します。

桂川貴重植物保全活動 11月27日(日)晴れ 参加23名
今回も保全花壇の整備(草刈、根切り、培養土の漉き込み)造成花壇周辺と観察路の草刈を行いました。新たに、桜並木下流の土手下の草を刈って、何時でも何かを植栽できるように準備中です。(MT)

桂川クラブが花壇作り (毎日新聞12/13朝刊)「在来種次世代つなぐ「野草の楽園」へ移植・整備」
11月27日の保全活動日に毎日新聞の記者さんが来られ、会員へのインタビューを含め 現地で活動の様子を詳しく取材されました。大きく掲載されています。(編集部)

記事をご覧になりたい方は、「お問い合わせ」からご連絡ください。

桂大橋周辺の観察会 12月3日(土) 晴れ時々曇り 参加16名
12月に入り気温がぐっと下がりましたが、当日は風もなく日差しに恵まれた一日となりました。新しく入会された方を含め、参加の皆さんで冬枯れの河川敷を歩きました。花の時期を過ぎ、葉や茎だけになったり結実した植物を、皆さんの観察眼で次々に見つけ、質問したり答えたりの明るい会話が聞こえます。カナムグラとヤエムグラ、アレチウリのつるの不思議、カワラハンノキの雄花に雌花、オギとススキの見分け方、センダングサとコセンダングサの違いなどなど。木の葉の上に見つけた小さな虫、カメノコハムシの種類特定に賑やかな声が上がります。水鳥を双眼鏡で静かに覗く人達も。キカラスウリとカラスウリの絡まるオニグルミの木にはピンクの紐のマーカーが。以前、キカラスウリの保護のために伐採を思い留まるよう申し入れをしたと聞きました。この先ずっとキカラスウリが実る事を祈らずにはいられません。昼食後は桂離宮の周りの名残の紅葉を見ながら、下桂御霊神社へと足を延ばしました。境内には、樹齢400年を越える「むくろじの木」がありました。大きな洞を抱えながら立っている姿は強いなと感じます。自然に学ぶことの何と多い事だろうと、桂川クラブの活動を通じて感じる日々です。 (SY)
【一口感想】
「仮説」と「検証」この言葉が、初参加の私に真っ先に浮かんだ言葉でした。「なぜ、鳥達はあんな行動をするのだろうか」その意味を探ろうと仮説を立て日々観察するTさん。その少年のような瞳の
先には、桂川の中州がありました。そして観察路の
折々に桂川クラブの皆さんの温かいお言葉で、目に映る全ての物が宝石のように輝いて見えるのでした。ケサランパサラン(ガガイモの実)の発見、そして圧巻は、蒲の穂をつまんで綿毛が川面いっぱいに白く飛ぶ様を見せていただいた事です。まさにセンス・オブ・ワンダーでした。(SI)

嵐山地区河川施設見学会 12月8日(木)午後 晴れ 参加23名(内会員10名)淀川管内河川レンジャー主催
私が河川レンジャーとしての初めての主催行事として行いました。一の井堰の歴史や果たしてきた役割について寺田が説明した後、左岸へ移りNさんに平成25年の水害の話をして頂きました。次にこれまでの桂川改修工事や今後の計画について北野淀川河川事務所副所長の補足を頂きながらお話しました。質疑応答では「改築後の堰は可動堰になる」など、専門家には当然でも多くの参加者には耳新しい話もあって興味深かったです。最後は左岸の可動式止水壁を実際に作動させて点検する様子を見学しました。今後も河川改修の動向に注目しながら活動していきますのでよろしくお願いします。多数のご参加ありがとうございました。(ST)

桂川の清掃活動   12月13日 降水確率60%のため、中止になりました。

活 動 報 告(『桂川だより』165号掲載分)

バッタのオリンピックin桂川(淀川管内河川レンジャー主催)10月16日(日)晴れ 参加86名 松尾橋下流の桂川運動公園
 3回目となったバッタのオリンピック。総勢86名が参加しました。参加者は年々増えており、桂川の秋の風物詩として定着しはじめたと感じています。
 午前9時過ぎから活動開始。子どもたちは虫取り網を手に草むらに。前日の下見では、バッタが小さく、数が少ないので心配しましたが、短時間で虫かごにはバッタがたくさん。子どもたちの虫を見つける「眼力」に感心させられました。子どもたちは講師のNPO法人「こどもとむしの会」の金子留美子さんや桂川クラブ員にバッタの見分け方を教えてもらい、34名がエントリー。チャレンジしたバッタは7種類、オスメス別競技で12種目が行われました。トノサマバッタは飛行時間、その他のバッタは飛行距離を競いました。競技の結果、最長飛行距離はツチイナゴの13.7㍍。飛行時間はトノサマバッタの6.66秒でした。「とても楽しかった、また来年も参加したい」との感想をいただきました。(YN)

桂川貴重植物保全活動 10月23日(日)晴れ 参加18名
 今回も保全花壇の整備(草刈、根切り、培養土の漉き込み)造成花壇周辺と観察路の草刈を行いました。保全花壇にはホソバノヤマハハコ、タヌキマメ等の絶滅が心配されている花が咲き、蝶々が沢山吸密に来ていました。造成花壇にはノアザミがまだ咲き続け、ユキワリイチゲの新葉が出てきました。(MT)

桂東小学校3年生「地域生きもの探偵団」 10月25日(火)・27日(木)晴れ
 今年も京都市(環境管理課)から依頼があり、桂東小学校3年生(3クラス78名)と「地域生きもの探偵団」を行いました。今回は学校の希望で観察会とまとめの会を二日に分けて実施。桂川クラブから5名がスタッフとして参加しました。
 【25日(火)】素晴らしい秋晴れの下、午前中、皆で桂大橋西側下流を活動場所として河原の生き物観察と草花遊びを楽しみました。集合場所近くの椋の木からアカゲラ(?)がドラミングをする音が響き渡り、初めて聞く不思議な音に子ども達は耳を澄ませていました。ミゾソバ、ノコンギク、キクイモ、ススキなど秋の草花が咲き乱れる中、暖かさに誘われて飛び交う蝶やバッタに子ども達は大喜び。「桂川には何度も来たことがあるけど、今日が一番楽しい!」と言った子はその理由を「色んなことを教えてもらったり、草あそびをしたりしたことがウキウキした」と話してくれました。


 【27日(木)】1,2校時に体育館でまとめの会を行いました。最初にグループに分かれて観察会で観たもの、感想などを出し合い代表が発表。「草で作った自然のおもちゃで遊んだことが楽しかった」「ツマグロヒョウモンの幼虫を見てきれいだと思った」「中州にいるコサギやカワウを初めて見た」「ガガイモの綿毛が飛んでいくのがすごかった」など…。桂川クラブからは「桂川の自然」「昆虫の擬態」についてスライドを使って話し、「鳥合わせ」の後「生き物クイズ」をして大いに盛り上がりました。自然大好きな子ども達がいっぱい育ってくれるきっかけになれば嬉しく思います。(NM)

青空喫茶 10月29日(土)参加者約60名
快晴の青空の下、保全花壇周辺で青空喫茶を開店しました。

桂川清掃活動報告 11月8日(火) 晴天 参加者16名(会員外1名)
心地よい天候にめぐまれました。松尾橋右岸上流の公園は京都市の管理で毎日清掃されています。河原は国交省の管轄ですが、河原の草むらにはゴミがありました。ゴミ8袋。(CMi)


活 動 報 告(『桂川だより』164号掲載分)

例会・滋賀県みずの森水生植物園と琵琶湖博物館めぐり 9月22日(木) 曇り時々小雨 参加11名
報告は巻頭ページに掲載
【一口感想】
「みずの森水生植物園」は20数年ぶりの入園でした。温室では白とピンク以外の熱帯睡蓮も見られ、紫と黄色が印象に残りました。特に興味深かった植物はサラノキです。今まで夏椿が沙羅双樹だと思い込んでいましたが、「サラノキ」の説明を読むと、本物の沙羅双樹はインドの熱帯地方に生えるフタバガキ科のサラノキで夏椿とは別の種類ということが分かりました。野外庭園では酔芙蓉とタラヨウが印象的でした。今年7月に孫たちと訪れた琵琶湖博物館はほぼ同じ展示でしたので、今回は、水鳥の剝製の展示を重点的に観察させていただきました。担当者の方々にはお世話になりました。感謝申し上げます。(TT)

桂川貴重植物保全活動 9月25日(日) 晴れ 参加21名
今回は草刈、花壇整備、潘種を行いました。保全花壇は今までの経験から、増やしたいものに的を絞った整備が実を結んで、タヌキマメ、ホソバノヤマハハコ、ゲンノショウコ等が咲き、花の終わったものは種を付けていました。保護柵の竹の囲いも新しく付け替えました。造成花壇は先月休んだことで、夏草が旺盛に繁茂していましたので、3つの花壇の草刈を行いました。造成花壇に植栽したものは、できるだけ、もともと持っている生命力を引き出すことを心掛けています。(MT)

例会・嵐山~松尾山ハイキング 10月8日(土) 曇り時々晴れ 参加13名
前日までの雨が止んで、少し肌寒いような朝でしたが、参加者13名が集まって下さり軽い体操の後、歩き始めました。少々、急な坂道が続く中で草花は少なかったのですが途中色々なきのこ達に会いました。マントカラカサタケ、クチベニタケ、ヒトクチタケ、ニッケイタケ、カワラタケ、赤色が鮮やかなヒイロタケ、ホウロクタケ、ヒメカバイロタケ、黄色のツノマタタケ、テングタケ等々を見つけて楽しむことができました。眼下に渡月橋が真正面に見え、嵐山周辺の景色が今回参加された方々には何よりのご褒美になったことと思います。午後2時30分、阪急嵐山駅で無事に解散しました。(KY)
【一口感想】
嵐山城に向かって歩き始めました。登山入口にはツユクサ、イヌタデ、ヨメナなど小さな草花が咲いていました。急な竹林の道を登ってゆくとウラジロの群生を見つけ葉を紙飛行機のように飛ばしてみましたが上手く飛びません。そばにあったナツハゼの実を口に含んでみるとすっぱい味がしました。オオセンチコガネが紫緑茶にピカピカと輝いているのを見ました。山の上から渡月橋や京の街並みを見下ろしました。昔の人もこの景色に魅せられ歩いたかも知れません。気持ちのいい山道でした。(ST)

桂川の清掃活動 10月11日(火)晴 参加10名 松尾橋右岸
気持ちのいい天気に恵まれましたが、草丈が高くなっている中に、隠すようにゴミが捨てありました。ゴミ7袋、網1枚、スーパーのかご1個。(CMi)

活 動 報 告(『桂川だより』163号掲載分)

滋賀県営 春日山公園観察会 8月31日 晴れ 参加12名
天候不順の中、珍しく晴天となりました。久し振りの例会は京都のお隣、滋賀県堅田の「春日山公園」です。参加者の皆さんとのんびりと歩きました。今にも踏みそうな足元のあちこちに可憐な小さな花がいっぱい咲いています。しゃがみこみ、じっくりとルーペが必要な花ばかり。ツリガネニンジンが一ヶ所にたくさん咲いていてビックリ‼️今が盛りの様です。暫く歩くと公園に隣接する棚田があり、「さよむらさき」という、玄米が紫黒色のもち米を育てておられるプロジェクトの方の案内で見学させて頂きました。珍しい植物が育ち、カヤネズミも生息しているといいます。様々な植物がきれいな花を咲かせていました。昆虫や鳥は少なかったのですが、唯一見かけた鳥は尾が長く、お腹が真っ白のサンショウクイ。鳴き声も聞けて良かったです。最後はミズタマソウです。沢山咲いていて確かに果実が水玉の様に見える可愛い花でした。少々暑かったですが楽しい一日でした。(SN)
【一口感想】
八月の例会に参加しました。「春日山公園」は、初めて訪れました。滋賀の豊かな自然の感じられる里山の道を散策。夏から秋へと移り行く季節の中、様々な草花や昆虫、きのこに出会いました。中でも「ミズタマソウ」は、名を聞くのも花を見るのも初めてで、名の由来を探り、ルーペを覗きました。小さく可憐で涼やかな花に、その日の暑さを忘れました。(SY)

桂川清掃活動報告 9月13日(火) 猛暑日 参加10名 上野橋右岸
2ヶ月雨天中止で4ヶ月ぶりの清掃活動なのに猛暑日!そんな中10名の方が参加してくれました。ゴミ9袋、波型スレート10枚、畳2枚、シャンデリア1つ、ポール1本。(CMi)



活 動 報 告(『桂川だより』162号掲載分)

桂川貴重植物保全活動 7月24日(日)晴れ 参加16名
暑い一日で、皆さん汗だくになりながら、造成花壇周辺と観察路の草刈、保全花壇の整備と培養土の投入を行いました。この報告が皆さんに届く頃は花が終わっていると思いますが、活動当日ではカワラナデシコとオニユリが花盛りで、キカラスウリが順調に成長をしていました。そして、嬉しいことがありました。一昨年植栽したあと成長が遅く、土が合わないのかと思っていたノカンゾウに蕾が2つ付いたのです。植え替えの話をしていた矢先で、その話を聞いて発奮したのでしょうか?この活動の「成果が出るには時間がかかる」と教えられた気がしました。(MT)



活 動 報 告(『桂川だより』161号掲載分)

淀川河川事務所桂川出張所長との面談 -貴重植物保全についてー
6月20日(月)国交省近畿地方整備局淀川河川事務所桂川出張所にて、出張所長の近藤氏と、桂川クラブ会長および会員1名が面談を行った。内容は今年夏から秋にかけて予定されている、松尾橋下流の河床掘削工事に関してであった。所長から工事の概要について説明があり、今回の工事は桂川クラブの貴重植物保全花壇に影響ないことがわかった。桂川クラブからは、保全花壇の意義について、また、桂川クラブの様々な調査と活動について説明した。また、工事はやむを得ないとしても、工事後に生きものの多様性に配慮した環境整備を行うことを提案した。国交省としては、そのような活動については、できる範囲でサポートが可能であること、自分たちでできないことは相談してほしいとの返答を得た。(MT、HN)

桂川貴重植物保全活動 6月26(日)晴れ 参加14名
保全花壇の野草に元気がないので、除草と腐葉土を投入。造成花壇とそれを結ぶ観察路の除草を行いました。カンカン照りの炎天下では長時間の作業は無理と判断して、時間を短縮して、木陰で意見交換を行いました。保全花壇のカワラナデシコは沢山花を咲かせ、造成花壇周辺には、数か所からガガイモ、キカラスウリの葉が伸びています。ヤブカンゾウも順次花を咲かせ、オニユリ6本に沢山蕾がついてきました。立ち寄られた方、水やりをお願いします。
【当面の予定】
8月の「桂川貴重植物保全活動」は休みます。9月25日(日)に再開します。(MT)

例会:高雄~空也の滝~清滝 6月27日(月) 曇りのち晴れ 参加8名
市バス高雄到着の後、間もなくJRバスでお一人が加わり、8名の参加者となりました。田子会長より飲み物が足りない方は「バス停そばの自販機で…」とお声がかかりました。東海自然歩道で高雄から清滝川に沿って清滝の林道別れへ。空也の滝には行かずに、梨ノ木谷入口までを往復して、清滝バス停へのコースとなりました。お花より昆虫を目にすることが多かった気がします。3月に入会されたというSさんも熱心にスマホとカメラで撮影し、二重チェックです。早速フンコロガシの仲間というオオセンチコガネを教えて頂く。他に、「年金」ならぬ「ネンキン(粘菌)」という摩訶不思議な生物の存在も知りました。蒸し暑い日でしたが、ギボウシの薄紫の群生と、アクシバのピンクの小花の愛らしさ、その上、「幸せの青い鳥」オオルリの姿と透き通ったさえずりを耳にしながら、清々しい一日でした。50分待ちの時間をそれぞれ過ごし、バスの人となりました。(KM)
【一口感想】朝から日差しが強く蒸し暑い日でしたが、山の中はそれほどでもなく、清流の音とオオルリの囀りを聴きながらゆっくり歩くことができました。今回もいままで見たことのない様々な生き物に出会えました。毛の生えたオオケマイマイ、自らの抜け殻と糞を背負ったイチモンジカメノコハムシの幼虫、カールした花びらがかわいいアクシバ、京都府準絶滅危惧種のオオハンゲなど。途中獲物を追うヘビがジャンプして飛び出してきたり、大きなムカデがいたりのハプニング。とても楽しいハイキングでした。(YS)

きのこ観察会:亀山公園 7月7日(木) 晴れ 参加12名
(報告は巻頭ページに掲載)
【一口感想】
昨年入会しましたが日々慌ただしい生活をしており、一度例会や保全活動に参加したいと思いながらもなかなか叶わないでいました。しかし、会報160号の「亀山公園で出会ったキノコたち」の写真を見て、「これは何としても!」と思い参加しました。大変な暑さの日でしたが、期待に違わず、今までに見たことのない様々なきのこに出会えて感激。何日か前『かしこい単細胞 粘菌』(福音館書店)を見ていたので、ススホコリ(粘菌)を2か所で見られたことはひとしお感慨深く思いました。また、担当の方が提示してくださったきのこ標本の美しさ、アミスギタケの笠の裏の見事な編み目模様、枯れた赤松にいくつも出ていたヒトクチタケ、完璧な姿はのぞめなかったけれど風格あったキヌガサタケに感動しました。後半に見られたキシノウエトタテグモの冬虫夏草は、以前大文字山で見つけたことがありましたが、10年振りかと…。ダイダイガサ、チャタマゴタケ、シロホウライタケ、などは、初めて出会ったきのこでした。帰宅してデジカメで写した画像を孫に見せ、夏休みになったら一緒にぜひ、きのこの観察に来ようと約束していました。講師のHさん、お世話くださった担当者さん方に心よりお礼申しあげます。(YS)

桂川清掃活動
6月14日(火)と7月12日(火)雨天のため、中止しました。8月には清掃活動はありません。

活 動 報 告(『桂川だより』160号掲載分)

桂川貴重植物保全活動 5月22日 晴れ 参加20名
今回は河川レンジャー関係6名を含む参加20名で、旺盛に繁茂してきた草刈りを主に行いました。
保全花壇には外来種も可愛い花を咲かせていて、刈るのを躊躇することもしばしばです。造成花壇周辺にはノアザミが花盛り、様々な昆虫が吸密に訪れているのも、嬉しい景色です。最後に会員さんのカンパによる、冷たい飲み物を飲みながら、皆さんの桂川への想い、活動に対するご意見を伺い有意義な活動になりました。尚、晴天が続くと水やりが大変です。観察に来られる時、少し水やりをして貰えるとありがたいです。(MT)

例会:桂大橋付近自然観察会 5月27日(金)晴れ 参加10名
心配した雨は夜半に上がり、晴天の空、さわやかな風、絶好の例会日和になりました。予定を若干変更して、桂大橋の上流側の観察から始めると、何と!中洲にはチュウシャクシギ1羽とアマサギ4羽の珍客が揃い、みな大興奮。ワンドの周辺ではヤナギ類、サンカクイ、ヤガミスゲ、ウキヤガラ、ミコシガヤ、ゴキヅルなど水辺特有の樹木や植物、その環境に棲息するヤマトシリアゲ、カメノコテントウ、ハムシ類、トンボ類などの昆虫類を観察。その後、田子会長の案内で「田子道」をたどって桂大橋の下流の水辺へ。在来種のカワヂシャ、ミゾコウジュなどを観察しました。公園で昼食をとった後、トンボ類を求めて再び川岸へ。野鳥、昆虫、植物共に希少種も数多く確認でき、本来桂川が持つべき水辺環境について考える充実した観察会となりました。(HN)
【一口感想】
桂川の観察会に初めて参加しましたが、驚きの連続で始終興奮状態でした。今回初めての出会いが多かったです。写真でしか見ることのなかったカメノコテントウを実際に見られたこと、なかなか見ることができない渡り鳥チュウシャクシギやアマサギの姿をカメラで捉えることができたこと、アカスジシロコケガの自らの毛で作ったまるで彫刻作品のような繭!濡れると自分で土に潜るカラスムギの種や様々な蝶やトンボや植物などなど…会員の皆さまから色々と教えていただきました。これほど多くの生物がいる桂川の環境は貴重で保護されなければならないと強く感じた観察会でした。(SY)

例会:瀬田公園自然観察会 6月2日(木) 快晴 参加13名
 JR瀬田駅からバスで朝倉に移動して公園正面で13名が集合挨拶しました。大きな3つの溜池や里山をそのまま利用した広大な自然公園で京都にも在れば毎日でも通うのにと羨ましく感じます。3種のニワゼキショウの花を眺めマテバシイやタブノキの違いを確かめて池の汀まで来ると今日のお目当ての白花のモウセンゴケやトウカイコモウセンゴケのピンクの花が丁度咲いてくれています。おまけに赤色のアリノトウグサまで—。東屋の周りの木道では珍しいイソノキが蕾を付けていました。
昼食後体育館に移動して一応解散し、残った人達で森に入ると開花前のオオバノトンボソウがありコクランも葉を見せてくれました。非常に珍しい木のクロミノニシゴリは花を終えていました。高台を散策し入口に戻り暑い例会の中を皆さん無事に終わることができました。(MTo)
【一口感想】
JR瀬田よりバスで瀬田公園手前まで行く。天気も良く散策には絶好の日和です。自然公園と名がつくぐらい適度な荒地状態です。雑木林にため池、岸辺には水生植物が繫茂し、遠い昔を思い起こす原風景です。昭和30年代の小学生の頃、近所の友達と引率者の中学生と共に、長岡天神さんの池にトンボすくいにでかけ、ハグロトンボやシオカラトンボを捕った思い出と重なり、瀬田公園の池のトンボを見入っていました。(TK)

活 動 報 告(『桂川だより』159号掲載分)

桂川自然観察園の整備 晴れ 5月2日(月)9時~15時
 「乙訓の自然を守る会」より、大山崎地区自然観察園整備への参加要請があり、桂川クラブから4名が参加した。当日は、草刈り機による通路の確保、良好な荻群を育成するためのクズの除去、湿地の拡張、生息する生きものの記録を中心に行った。前回の調査で記録していた植物のうち、ヒメガマ、タコノアシ、カンガレイは見当たらなかったが、ノニガナ、ミコシガヤ、アゼナルコ、ミゾコウジュ、アカメヤナギなどは確認できた。加えて湿地の中の小さな水たまりにタウナギ大小2匹を確認した。作業後には宮崎氏に、近くで大きな群落を作るウマノスズクサの自生地に案内していただいた。(MT)

例会:御陵駅~毘沙門堂自然観察会 4月6日(水) 晴れ 参加15名
 コロナ感染がちょっと落ち着く中、地下鉄御陵駅に15名が集合。絶好のお花見日和の下、色とりどりの花が咲く住宅街のきつい坂を上って疎水へ。昨秋から今春にかけての大がかりな公園整備で歩きやすくなった道をみなさん思い思いに歩を進める。
 ときにはすぐそばの疎水を走る観光船に手を振ったり、地面でドングリを食べるイカルの群れにしばし足を止めてウオッチングしたり。満開のサクラやカツラ、アベマキ、モミジ等の芽吹きや若葉のパワーに元気をもらい、春爛漫を満喫する。終着点の毘沙門堂の有名な枝垂れ桜もちょうど見ごろ。予定の時間オーバーで解散となる。お弁当を食べてからのおまけはシハイスミレやジロボウエンゴサクの見学でした。(CK)
【一口感想】
 初めて参加させて頂きました。会員の皆さんに山野草、野鳥、昆虫、樹木のことを教えて頂き、新しく知ることの楽しさ、自然に触れることの愉しさを感じながら、夢中になっている自分がありました。多種あるスミレ草の中で葉の裏が赤いスミレは紫背(シハイ)スミレ、とてもきれいな模様を持つ天狗蝶(テングチョウ)、春に紅葉する樹木があること等々、初めて知ることばかりで、ワクワクが止まらない観察会でした。四季折々、どんな自然に出会えるのかとこれからの例会参加が楽しみです。(KK)

例会:高雄~保津峡 4月26日 曇りのち雨 参加6名
 前日のNHK予報では、降水確率午前中50%、午後80%と出ており、悩ましい判断でしたが、当日朝は雨も降っておらず、とりあえず集合場所の高雄バス停で9:30まで待つ。参加者は6名と少ない。当初の予定、高雄から保津峡までのコースを変更し、清滝までと決める。1週間前の下見時の山一面の山ツツジもすっかり終わり、ウスギヨウラク(写真)が可憐に咲いていたり、タチツボスミレに代わりハクサンハタザオが群生するなど、自然の変化が一日一日と進んでいるのを感じる。雨も途中から降りだし傘をさしたが、心配していたほど降らずに清滝バス停に至る。バス待ち時間中、各自のカメラに収めた今日の新しい発見や喜びを話し合いながら、14:50ここで解散とした。参加して頂いた皆様、ありがとうございました。(KY)
【一口感想】
 降水確率予報が高い中、高雄~保津峡のコースを清滝までに変更して例会に行ってきました。しっかり雨対策をしてスタート。今日は昆虫もいないだろうと思って出かけたのですが予想に反してマイマイカブリ、エサキモンキツノカメムシ(写真)、シロオビナカボソタマムシ等と、ハクサンハタザオ、ミヤコアオイ、コバノガマズミ、コゴメウツギ、ミヤマハコベ、ミヤマキケマン等、沢山の花にも会えました。最後にはオオルリも出てくれて沢山写真を撮り大満足の例会でした。(TY)

桂川清掃活動報告 5月10日(火)晴れ 参加14名
 上野橋左岸下流側の清掃を初めてしました。草丈が長くなりゴミを見つけにくく、ダニ等にも気を付けながらの活動でした。相談役のNHさんも参加して下さいました。ゴミ10袋、鉄板、鉄パイプ各1、バイクのカバー1、次回は上野橋・右岸付近です。(CMi)

4月24日(日)桂川貴重植物保全は雨天のため中止
5月11日(水)大宮林道例会は雨天のため中止


活 動 報 告(『桂川だより』158号掲載分)

樹木調査報告
3月15日(火)晴れ 参加15名
 最終回の今回は初回と同じ松尾橋公園から嵐山を目指しました。キンモクセイ、イチョウ、トウネズミモチ、ネズミモチ、マサキ、トベラ、ナナミノキなど公園に植栽されている樹木を中心に確認が進みます。コノテガシワの花が目立たないながらも満開で、雌花が分泌する受粉滴の美しさに歓声が上がりました。
セイヨウハコヤナギ、クスノキ、ウバメガシなどもすんなりと確認でき、ベテラン参加者は以前とは異なるバージョンアップした自分自身を発見されたのではないでしょうか。道中でアマナ、フラサバソウ、ヒメウズなどの開花も見られ、冬眠から目覚めたムラサキシジミとも出会い、春本番を感じました。
 樹木は身近にあって観察しやすい対象ですので、今後は各自のフィールドで、樹木を手がかりに草・木・虫・鳥などの生きものの姿を、四季を通じて楽しんでいただきたいと思います。(HN)

桂川貴重植物保全活動報告
3月27(日)晴れ 参加者20名
雨上がりの清々しい晴天に恵まれ、大勢の参加者がありました。今回は、花壇の整備、造成花壇の草刈りと拡大をした後、竹の囲いをしてヤブカンゾウ、クサイチゴを植栽しました。一昨年から行っている植栽によって、様々な植物の芽が出てきています。開花間近なものもあり、乞うご期待です。(MT)

例会・大原の里散策
3月29日(火)曇り時々晴れ 参加12名
※例会報告は2頁に詳しく掲載されています。
【一口感想】
担当のお二人が丁寧に下見してくださりゆったりした例会になりました。ありがとうございました。空っぽになっていた頭に春の草花を詰め込んだ一日でした。艶のある葉や花々を確認しにもう一度訪れたい大原の里でした。(SY)

桂川清掃活動報告
4月12日(火)晴れ 参加者16名(会員外1名)
新入会員の方3名が加わって下さり大勢で清掃できました。段ボール8枚、焼網2枚、ゴミ8袋。
次回の場所は上野橋左岸下流側です。(CMi)

活 動 報 告(『桂川だより』157号掲載分)

樹木調査 松尾谷 
2月15日(火) 曇り 参加9名
真冬の松尾谷でしたが、心配していた寒さはそれほどでもなく、予想を超える参加者が集まりました。冬枯れの時期とはいえ、樹木を知る手がかりは、冬芽、果実、樹皮、枯れ葉など色々とあります。林道に散らばるタマミズキの赤い実、冠羽を頂いて風に乗るテイカカズラの実、ウロコ状の模様が美しいコクサギの冬芽など、小さな手がかりから樹木の所在を確認していきました。手がかりが不足して同定が難しい木々も多く、芽吹き以降の再訪の必要を感じました。(HN)

桂川貴重植物保全活動
2月20(日)天気小雨、あられ 参加者9名
 今回も「まん延防止等重点処置」が出て、桂川クラブ会員だけでの作業となった。
今回は、新たに藪を刈って植栽用の花壇造成と河川敷花壇の名札付けと記録をとる。(MT)

桂川清掃活動
3月8日(火) 晴れ 参加者14名(会員外1名)
晴れてはいましたが、春は名のみでした。丁度、巡回中の国交省の方が清掃活動の様子を写真に撮られました。HPを見て来られたMさん(入会されました)も参加して下さいました。清掃活動が広がって良いですね。ゴミ6袋。(CMi)

ネコヤナギ群生地の清掃活動
3月2日(水)午後、松尾橋左岸上流のネコヤナギ群生地周辺のノイバラ切除やプラごみ等のゴミ拾っている現場に京都新聞社の記者が自生ネコヤナギと桂川クラブの活動を取材に来ました。会長が対応されました。当日の記事は3月8日(火)京都新聞市民版に掲載されました。(TK)

例会・ネコヤナギ観察会
3月11日(金) 快晴 参加23名
例年、春一番の観察会です。松尾橋上流の湿地帯で昨年まで通れなかった川岸が開けました。そこには今まで目にすることがなかった若いネコヤナギが群生していました。そこから上流へ足をのばすと、大きく見事な株が一つ、更に上流にもう一つネコヤナギの群生が見事に咲き誇っています。桂川では、渡月橋~松尾橋の間にしかない樹木だけに、大切に保存して毎年、春には美しい花穂を見たいものです。
観察会前にノイバラの切除、ゴミ拾い等に、ご協力を頂いた方々に感謝を申し上げます。(TK)

京都府立植物園自然観察会(2月22日(火))と第2回 運営委員会(3月10日(木))は、「まん延防止等重点措置」延長のため中止となりました。


活 動 報 告(『桂川だより』156号掲載分)

樹木調査報告 亀山公園
1月18日(火) 雪 参加 11名
降水確率は50%の予報ですが、朝から横殴りの吹雪。「ひょっとしたら誰も来ていないのでは…」とおそるおそる現地に行くと、何と総勢11名の参加!亀山公園はこれで5回目の観察。事前に資料として樹木リストを作ると、約60種を挙げることができました。昨年も同時期に訪れていますが、年々場所と樹種がはっきりして、同じ場所を繰り返し観察することの大切さを感じました。冬芽や葉痕、樹皮や樹下で見つかる種子などを手がかりにして、ルーペ片手にシャーロック・ホームズよろしく種類を確認していきます。資料に写真を掲載した12種の樹木を中心に観察を行いました。リストにない樹木も新に発見して、小さい公園ながらも樹種の豊かさに感心しました。桂川が近く、実のなる木も多く、また開けた場所もあるこの公園は、野鳥たちにとっても住み心地が良いようで、メジロ、ルリビタキ、ソウシチョウなども顔を見せてくれました。(HN)

桂川貴重植物保全活動報告
1月23日(日) 曇り 参加10名
「まん延防止等重点措置」が出て、桂川クラブ会員だけでの作業です。今回は、観察路の整備と保護樹の札付けとその周辺の整地を行いました。保護樹の札付けに関しては、今冬、あちこちで大規模な伐木が行われていますので緊急を要します。(MT)

例会:嵯峨野めぐり
1月28日(金) 曇り 参加者14名
 新型コロナの感染拡大が心配される中、JR嵯峨嵐山駅北口に集合。先ずは早咲きの河津桜と、嵯峨大念仏狂言の狂言堂がある清凉寺(嵯峨釈迦堂)へ。ここから北上し、左に「五山送り火」の鳥居を見て、茅葺き屋根の家の前を通り、大覚寺道のバス停がある車道に出る。戦前、嵐山から清滝までの愛宕山鉄道の軌道が敷かれていた所だ。かつて、この道を通ってよく愛宕山に登った思い出深い道である。人影のない静かな田園の中を歩き、大覚寺バス停で小休憩。その後、山沿いの道を進み、後宇多天皇陵に立ち寄る。竹林の中からカケスの鳴き声が聞こえるも姿は見えず残念。樹上にとまるチョウゲンボウを皆で観る。私の好きな嵯峨野広沢池の周りが観光化されていくのが気がかりだ。野鳥たちの棲家であり隠れ場所である樹々やヨシが刈り込まれ、水路が丸見えの風景に寂しさを感じた。広沢池の東屋に着いた時は終了予定の12時を過ぎていたので、ここで解散にする。時折暖かな日差しもあり、観察とお喋りを楽しんだ半日だった。(KI)

桂川清掃活動報告
2月8日(火) 晴れ 参加者12名(会員外1名)
初めて松尾橋西詰に場所を移して清掃しました。東詰の方もゴミが散乱していて2名の方が東詰も清掃してくれました。松尾橋西詰、キンモクセイの根本に集めたゴミは国交省に引取をお願いしました。ちゃんと回収してくれていて安心しました。ゴミ10袋、ポール1本、焼網2枚。(CMi)

2月9日(水)宝ヶ池散策(尾根歩き)は、京都府への「まん延防止等重点措置」適用のため、中止となりました。


活 動 報 告(『桂川だより』155号掲載分)

桂川清掃活動報告 
12月14日(火)晴れ 参加15名(会員外1名)
天気も良く多くの方が参加下さいました。ゴミ袋7、自転車タイヤ1、パイプ9本、焼網3枚。(CMi)

樹木調査報告
12月21日(火) 晴れ 参加 7名
上野橋東公園の樹木を観察しました。一見何もないように見える公園ですが、意外に樹種が多く、冬芽と葉痕に注目しながら約20種の樹木を確認することができました。これらの多くはこの公園が整備されて以来生えてきた、いわゆる「パイオニア植物」と呼ばれる樹木で、樹齢は2〜6年と思われます。短期間にも大きく育つ生命力に感心しました。あらかじめ準備した葉痕・冬芽の確認シートと照らし合わせて推測し、「当たり!」「外れや!」「わから〜ん」などと、樹木に学ぶ賑やかな観察会となりました。木々の陰に餌を求める野鳥(ベニマシコ、ジョウビタキ、モズなど)や冬越しの蝶(ヒメアカタテハ)も出てきてくれ、うららかな陽光を共に楽しみました。(HN)   
【感想】
 2021年最後の樹木調査は「上野橋東公園」。快晴、無風の河川敷は冬にしては穏やかな日だった。今日のテーマは「冬芽と葉痕探し」だ。リーダーのHNさんから樹木と冬芽の資料をもらって「さて、どの木の冬芽でしょう?」の問いかけにワクワクしながらスタートする。ルーペで一つずつ見ながら皆で探していく。「これはアキニレかな」「オニグルミの冬芽だ!」「分かった!この葉痕はネムノキ」冬枯れの枝に付いている惚けた顔、情けない顔、サルの顔などを次々と見つけ歓声を上げる。人間の脳には3つの点が集まった形を見ると顔と認識するようプログラムされているのだそうだ。ヤナギの根元に緑の葉を付けた15㎝位の幼木を発見した。「これは何?」頭を突き合わせて同定が始まる。葉の形や色を見たり、香りを嗅いだり「ああでもない、こうでもない」が楽しい。最後は「堤下公園」のアオギリとモミジバスズカケの実を拾って11時半に終了した。長閑な大人の冬遊び。今日も楽しい樹木調査だった。(NM)

桂川貴重植物保全活動
12月26日(日)  雪曇  参加24名 
雪のチラつく寒い日でしたが、桂川クラブ会員、河川レンジャーの推薦者、学生、梅津まちづくり委員会の方々等多くの参加がありました。今回は、土手の補強工事で剝がされるノアザミ、ウマノアシガタ用の花壇作りと保全花壇の整備、名札付け等を行いました。(MT)

例会「冬を楽しもう」 松尾橋~嵐山
1月8日(土) 晴れ 参加(大人19名 子ども3名)
年明け1回目の例会は今年も我クラブのホームグラウンド・松尾橋右岸~嵐山東公園までの河川敷を歩いた。昨年は-4℃、橋から大きな氷柱が下がり、川辺には霜柱や薄氷が張るほどの寒さだったが 今年は打って変わって風もなく暖かな冬日和に恵まれた。ホームページを見て来られたご家族連れ、小さなお子さんの参加もあり賑やかな例会となった。スタートして暫く、近くの梢にベニマシコのつがいが現れる。初めて見た人もいて大喜び。新年早々、吉の兆しという紅色の鳥を見て、春から縁起が良い。流木の上にフィールドサイン(小動物の糞)を発見。植田さんの周りに集まり「イタチのもの?それともテン?何を食べていたのか?」あれこれ推理する面白さを学ぶ。冬枯れの河原にもスイバやヨモギなど緑の若草が顔を出し早春の気配を感じる。1㎞の道をたっぷり2時間かけて歩き、ゴールで「鳥合わせ」をする。水鳥、猛禽、小鳥等合わせて26種が出現。最後に今後の活動予定を確認して12時10分に解散した。(NM)

桂川清掃の日 雨天のため中止
1月11日(火) 雨
次回の活動は2月8日(火)です。皆様のご参加を願いいたします。(CMi)

活動報告(『桂川だより』154号掲載分)

大阪市立大学附属植物園観察会 12月7日(火) 雨 雨天のため 中止となりました。

桂川貴重植物保全活動報告 11月28(日) 晴れ 参加 19名
今回は保全花壇の整備とアカネ、ヒヨドリバナ、タヌキマメ、ノアザミ、キンミズヒキ、ヒヨドリジョウゴ等の潘種。新たに藪を刈ってユキワリイチゲ用の花壇を作り、植栽しました。この秋に様々な種を蒔きましたので、来年の開花が楽しみです。(MT)


将軍塚へのハイキング 11月30日(火) 晴れ 参加 11名
 若い観光客の着物姿が見られる祇園石段下に集合し10時過ぎに出発。円山公園から長楽寺の山門前を過ぎ山道に入る。木漏れ日の差す道は少し汗ばむぐらいで心地良く、約1時間半で「将軍塚青龍殿」に到着。国宝「青不動」を見て大舞台へ。そこには180度の大パノラマが広がり、正面には愛宕山が一段と高く、右に連なる北山の峰々を辿っていくと比叡山にたどり着く。五山送り火の山々も全部見える。愛宕山から南に目を移せば西山の峰々が続き、その左奥には大阪梅田方面のビル群が立ち並び、一段と高く聳えるアベノハルカスも見える。
 その後、西展望台に移動。ここはさらに高く、暖かい日差しに包まれながら展望を楽しみ昼食。東山からの展望は見る機会も少なく新鮮に感じながら、夜景も素晴らしいだろうと思った。下りは粟田神社方面へ。大舞台下の道は冬苺の群落で、甘酸っぱい味は若き頃の想い出が蘇ってくる。人も少なく静かな晩秋の東山ハイキングを満喫した1日でした。
 参加者にも喜んでいただいたようで膝の痛さも吹っ飛ぶ。(TI)


樹木調査報告 11月16日(火) 曇り  参加 9名
 大堰川右岸をゆっくりと歩き、秋深い季節にふさわしい樹木との出会いがありました。ヤブムラサキ、ムラサキシキブは始まった黄葉の間から高貴な色の実を見せています。テイカカズラの細長いサヤ、ヤブニッケイのつややかな黒い実、サネカズラの鮮やかな赤い実など。水際にはゴキヅルの実が連なり、山の斜面にはマムシグサの毒々しい赤い実も見え、樹木と草本の秋の実りを確認しました。また、フユザンショウに止まるクロアゲハの終齢幼虫が可愛いと人気者になりました。(HN)

例会・高雄~大覚寺ハイキング 11月10日(水)晴れ時々曇り 参加12名
高雄は紅葉見頃とのニュースで楽しみに出掛けましたが、今一つ、早かった様です。
参加者は12名で、私は素通りしてしまう所を皆さんはビックリするほど種々の植物、樹木を見つけ出します。さすがです。ユックリとしたノンビリ例会となりました。
思いもかけず「ダイモンジソウ」が残っていて花を咲かせていました。緑の中には赤い実の「ツルアリドウシ」「ヤブコウジ」「ツルリンドウ」「フユイチゴ」と微笑みたくなるほど可愛くて、ホッとした気持ちになりました。山の中へ入ると「ミヤマウズラ」も無事に花を終えて元気でいてくれました。皆さん、大覚寺までお疲れ様でした!!(SN)


桂川清掃の日 雨天のため中止 11月9日 (火) 雨のち曇り
 次回の活動日は12月14日(火)です。皆様のご参加をお願いいたします。(CMi)


例会・松尾橋~嵐山散策 10月29日(金)晴れ 参加20名
(例会の様子は『桂川だより』153号巻頭ページに掲載)(YN)

桂川貴重植物保全活動報告 10月24日(日)晴れ 参加 21名
参加者のうち2名は淀川発見講座の受講者で、貴重植物保全活動に興味があっての参加です。今回は藪の草刈、保全花壇の整備、竹柵設置、意見交換を行いました。意見交換では伐木の範囲、基準についての説明や生物多様性に配慮した河川行政の要望などもあり、桂川を「良い川にしたい」という参加者の熱い気持ちが伝わってきました。(MT)

樹木調査報告 10月19日(火)松尾谷 くもり 参加10名
緊急事態を乗り越えて3ヶ月ぶりの樹木調査となりました。すでに葉を散らし始めた木、実を膨らませた木など、木々は秋の装いです。前回確認した、林道入口に2本スックと立っているタマミズキは、赤く色づいた果実を落としています。巨樹にもかかわらず、果実の直径は約3ミリ、中に6つほどの種子があり、その小ささに驚きました。コクサギの実も初めて確認することができました。途中思いがけずイシガケチョウが出現し、どこかに食樹のイヌビワがあるのだろうと話し合いました。マメザヤタケ(?)やアラゲコベニチャワンタケなど、樹木からの秋の贈り物も楽しい観察会となりました。(HN)

大藪小学校4年生「地域生きもの探偵団」 10月22日(金) 晴れ
 快晴に恵まれたこの日、桂川右岸久世橋上流で大藪小学校「地域生きもの探偵団」があり、4年生(2クラス‐74名)の子ども達が河原の生き物の観察と草花遊びを楽しみました。今年も桂川クラブからは5名がお手伝いをさせていただきました。
虫が苦手だったけど葉の裏の小さなキイロテントウに「かわいい!」と目を見張る子。初めて聞いたモズの鳴き声に耳を澄ませその生態に興味を持った子。「オオオナモミはチクチクして嫌い」と触れなかったのに帰り道で「これで草花のブローチ作ったよ」と帽子に付けた花飾りを得意げに見せてくれた女の子。
 日頃、自然の中で遊ぶ経験の少ない子たちが目の前で生き生きと活動し変わっていく姿を見るのはうれしいことでした。午後は体育館に全員が集まり各グループからの発表の後、「桂川の生き物」「植物、鳥、昆虫の生き残り戦略」について学び、質問コーナーではたくさんの手が挙りました。担任の先生からは「子ども達は桂川での楽しい活動を通して自然を学び、とても幸せな一日を過ごしました」と言っていただきました。この経験が自然大好きな子どもたちに育ってくれるきっかけになればと思います。(NM)

三役会議報告 10月12日(火) S22 出席8名

緊急事態宣言が解除になり、長らく開催できなかった対面での三役会議を、各部長を交えて行いました。議題は4点で、〇中間報告、会計報告(会報に掲載する)〇コロナ下での活動の在り方(今までの行事の実施基準を継続する)〇会員の動向(今後は家族数と会わせて会員数を明記する)〇提言の作成(河川工事の後に良好な水辺環境の創設を要望する)ことを確認しました。なお、コロナの動向を見ながら、年内に運営委員会を開催したいと思っています。(MT)

イベント:「バッタのオリンピックin桂川」 
淀川管内河川レンジャー主催 10月10日(日)晴れ  参加45名 桂川運動公園芝生広場(松尾橋下流)

 昨年に続いて2回目のイベント。前回とは打って変わって暖かい昆虫採集日和となりました。子供たちは、捕まえたバッタを種類別に飛ばして、飛行距離や飛行時間を競って楽しいひと時を過ごしました。
 午前9時半活動開始。子どもたちは虫取り網を手に草むらに入り昆虫を採集しました。講師のNPO法人「こどもとむしの会」理事の金子留美子さんや桂川クラブ員にバッタの見分け方を教えてもらい、エントリーバッタを決めていた。16名が8種類のバッタでエントリー。ほとんどの種類が前回の記録を超え、最長飛行距離はツチイナゴの22㍍93㌢でした。飛行時間を競ったトノサマバッタの最長飛行時間は13秒で前回の最長飛行時間を大幅に超えました。
 入賞者にはドングリで作ったメダルが贈られ、家族4人で参加した母親は「いい体験をさせていただきました」と喜んでいました。(YN)152号掲載

桂川清掃活動報告 10月12日(火)曇り 参加13名(会員外1名)

久しぶりの清掃活動でゴミも多く皆さん頑張って下さいました。相変わらずバーベキューの残がいが多いです。ゴミ袋8袋、鉄製の看板1枚。(CMi) 152号掲載

例会:宝ヶ池の散策 10月8日(金) 快晴 参加19名

 やっとコロナ自粛が明け、初めての例会。10月に入ったのに残暑厳しく、まだマスクは必要。それでもカツラの葉の香ばしい匂いを嗅いだりしながら、池に着くと何と冬鳥であるはずのキンクロハジロやホシハジロに出逢いました。留まっていたのでしょうか?また、ムラサキホコリ(カメラで見る方がリアル)など珍しい粘菌を見せてもらいました。水に映った逆比叡や国際会議場を見ながら昼食。久し振りの外での食事も美味しい一日でした。   (MN) 152号掲載


保全花壇から秋の便り

 昨年10月からスタートした「桂川貴重植物保全活動」が、コロナによる「緊急事態宣言」でほとんど休止状態が続いています。個人的には時々訪れているのですが、会員さんも来て新たな植栽や周辺の草刈をされている様です。先日訪ねると植栽したウマノスズクサに早速ジャコウアゲハが来て産卵したのには驚きました。
 他にもヤブツルアズキ、シロバナサクラタデ、クルマバザクロソウ、カヤツリグサ等昨年蒔いた種が咲き、近くにはスズメウリ、ヒヨドリジョウゴも咲いています。花の蜜を求めて、蝶、コオロギ類、アブ、ハチの仲間、バッタの仲間も見られる様になり、ちょっとした生態系ができつつあります。
 ここは誰でも安心できる河川敷内の花壇です。散歩の折り、ちょっと草花を愛でて頂くと、虫達も喜ぶと思います。(MT) 151号掲載

植栽したウマノスズクサに産卵するジャコウアゲハ

河川工事に伴う貴重種の保全

 8月31日午前10時より淀川河川事務所桂川出張所において、標記の件で出張所長と桂川クラブ会員3名とが話し合いを持ちました。近年の水害の甚大化に伴う河川工事はやむを得ないとしても、その際には生物の多様性に十分配慮した工法をとるよう要望しました。その後桂大橋右岸下流で近日中に予定されている護岸工事予定地の視察を行い、現場に生えているオニグルミに絡む2株のキカラスウリ(京都府要注目種)の保護を訴えました。後日、オニグルミとキカラスウリを残して工事すると連絡が入りました。(MT) 151号掲載


環境啓発看板(10月~12月)作成

 北部みどり管理事務所と連絡を取り、10月~12月の生きものを掲載した環境啓発看板の制作を行っています。会員の方々から頂いている写真を用いて、野鳥・魚類で8種、昆虫・植物で10種の生きものを紹介する予定です。   (HN)151号掲載


京都府立植物園の散策 7月27日(日) 晴れ   参加 9名

北山口門から入園。盛夏の代表花ムクゲの大輪に迎えられてウォチング開始。豊かな植生のフィールドは暑さ続きの中でも多様で花・昆虫・キノコなど、いろいろな生きもの達に出合えました。早くも秋の花も数種開花。炎天を避け木陰から木陰へ移動。樹下の緑の風は天然のクーラー、格別のおもてなしにあずかりました。鳥の世界ではカラスの主翼羽数多く落ちていてこの暑さに黒衣から別の衣へと…と思いましたが 浴衣姿は1羽も見当たらず、本夏は換羽期と推測しました。また、猛禽類の食跡?ムクドリの幼鳥羽採収には皆さまお手伝いもいただき、後日標本作成予定です。皆様にご協力いただき楽しく、無事終えることができました。ありがとうございました。(MU)150号掲載

桂川貴重植物保全活動 7月25日 (日) 晴れ 参加 14名

参加者の内2名は河川レンジャー養成講座受講者で河川に関わる活動に興味があっての参加です。とても暑く、作業は花壇の整備と、ノアザミ、ハナウドの播種だけにし、時間も短縮して木陰で意見交換を行いました。花壇には、昨年植栽したオニユリ、カワラナデシコが咲き、シロバナサクラタデも伸びてきて活動の成果が出てきました。(TM)150号掲載


樹木調査報告 7月20日(火) 晴れ 参加 8名 

梅雨明け間もなくの炎暑にも関わらず、物好き8名が参加して、小倉山のマツグミを目標にミニ登山を開始しました。亀山公園の樹木には「顔見知り」もかなり多くなっていますので、挨拶をしながら進みます。以前観察した樹木も季節を隔てて観察すると新たな発見があります。印象に残ったのはウワミズザクラの美しい実、不思議な形をしたエゴのネコアシです。お目当てのマツグミはちょうど満開で、松の木に咲く不思議な赤い花を確認しました。観察した主な樹は以下の通りです。
サンゴジュ、ヤマモモ、ムクノキ、シリブカガシ、シャシャンボ、マンサク、クリ、ウワミズザクラ、ナワシログミ、ミツバアケビ、ヒメコウゾ、ネジキ、ナナミノキ、モッコク、クロバイ、ウスノキ、コナラ、ハゼノキ、リョウブ、マツグミ (HN)150号掲載


JR鉄橋桜並木の自然観察 7月17日(土) 晴れ 参加 10名

 コロナ禍が収まらない中、久し振りに桂大橋~JR鉄橋、桜並木までの例会でした。今年はマダニが多いと聞いていたので心配しましたが草刈りが終わっていて快適でした。昆虫はハグロトンボ、リスアカネ(?)などトンボ類、アシナガモモブトスカシバがいました。沼杉(ラクウショウ)という珍しい樹木を教えてもらい楽しい例会でした。(TY)150号掲載


桂川清掃活動報告 7月13日(火) 晴れ 参加 13名

 3ヵ月間雨とコロナで清掃活動は休みでした。久しぶりに皆さんにお会い出来て良かったです。雨が多かったせいか、ゴミは砂に埋もれたり、草木に引っかかったりで絶えません。ゴミ袋5袋、簡易ベッド、パイプ1本、猫の排泄バケツ大1つ。(CMi)150号掲載


環境啓発看板の設置について(7月~9月分)

 北部みどり管理事務所から作成の協力依頼を受けた環境啓発看板の夏版(7月~9月)が設置されました。春版と同じ場所(桂川左岸上野橋下流の上野橋東公園と、桂川右岸桂大橋上流の離宮前公園)です。出会うことのできる生きものたちに応じて、内容が少し異なっています。散策の折にぜひご覧下さい。 (MT)149号掲載


桂川の貴重植物保全活動 2021年6月27日(日)曇り 参加14名 松尾橋東詰河川敷公園

 コロナと雨で凡そ半年ぶりの活動です。天気が心配でしたが、当日は曇りで実施できました。以前切り開いた草藪は6ヶ月間に夏草の繁茂が著しく、そこの草刈は植栽したところだけにしました。この日は既存の花壇の草取りと、新たに花壇の整備をしたところに、ウマノスズクサ、ハナウド、ノアザミの植栽と潘種を行いました。
 参加者14名、内1名は環境問題に関心があり、ネットでこの活動を知り、尼崎から参加された若い女性です。「色々学べて楽しかった。次回も参加したい」とおっしゃっていました。数日後保全地を訪れると、花壇には前回,植栽したカワラナデシコが見事に咲き誇っていました。(MT)149号掲載