マメヅタ

植物の中には冬に子孫を増やそうとするものがいます。マメヅタもその1つ。日頃はレンズ豆のような丸い葉(栄養葉)で光合成を行い、冬のうちにヘラのような形の葉(胞子葉)を伸ばします。葉裏に胞子嚢をびっしりとつけて、ブラシのようです。冬に胞子を飛ばすことにも何らかのメリットがあるのでしょうね。英名はgreen penny fern。pennyは最も額の小さな硬貨のこと。これを日本語にすれば、「一文ヅタ」でしょうか。