ヒナスミレ

3月14日、京都市某所。 やや暗い山斜面にヒナスミレをみました。 10株ほどを確認しましたが、開花していたのは2株のみ。 周辺にはタチツボスミレ、イチリンソウ、コウヤノマンネングサなどもみられます。 このスミレは開花時期が早く、タチツボスミレが咲く頃に訪れると大抵花はピークを過ぎています。

花は淡い紅紫でシハイスミレに似ますが、側弁の基部に毛があり、めしべの柱頭はカマキリの頭部に似た形となるのが印象的です。 また葉の両面には毛があり、私にはシハイスミレの葉より柔らかい感じがします。

この場所のヒナスミレを初めて見たのは2004年のこと。 以後、気が向いたら訪れていますが、全く見つけられない年もあります。 今年は花にも出会え、ほっとした気分です。