河川敷のオニグルミにクルミマルハバチの幼虫が見られる季節になりました。ハバチは蜂の仲間のうちでも原始的な種類で、幼虫時代はイモムシとして草や木の葉を食べ、巣を作りません。他の昆虫や人を刺す針も持たない、いたって大人しい昆虫です。蝶や蛾のイモムシが目立たない単眼を複数持つのに対して、ハバチの幼虫は大きく目立つ一対の単眼を持ち、顔がかわいく見えます。特にクルミマルハバチはふわふわした蝋物質で全身を覆っているために「癒やしの昆虫」の1つとして人気です。オニグルミの葉を食害しますが、節度(?)を守って増えすぎることはないようです。どうでしょう、癒やされますでしょうか。