桂川は「野性生物の駆け込み寺」

 会員さんから、西大橋付近にタコノアシが群生していると連絡が入り、早速見に行ってきました。
そこは、コンクリートの壁の下で窪地になっていて、雨が降るとジメジメする所です。20年程前まで周辺に群生していたので、埋土種として発芽のチャンスを待っていたのかも知れません。
いずれにしても、京都府では絶滅寸前種にランクされている希少種です。

 下の写真は、タコノアシの上流の河原にいたアオアシシギです。こちらも京都府では準絶滅危惧種に成っています。桂川には、他にも沢山の絶滅危惧種の動植物が命をつないでいて、皆さんが思ってられる以上に豊かな自然を残しているのです。逆に言えば京都ではここでしか生きる場所が無い「野性生物の駆け込み寺」ともいえます。