地球温暖化によるのか、南方系のチョウがこの京都でも見られるようになっています。イシガケチョウ、ウラナミシジミなど。10月末から自宅ベランダの鉢植えを占有状態にしているシジミチョウがいて、ウラナミシジミかと思いましたが、少し違和感を持ったので調べてみると、幼虫がソテツの若芽を食樹とするクロマダラソテツシジミとわかりました。このチョウも南方系のチョウで、昨年来京都府立植物園での繁殖が確認されていますが、とうとうこの嵐山近くにも現れました。この個体は、本来持っているはずの尾状突起が失われていますが、博物館に写真を送って同定してもらいました。南方系のチョウゆえに、冬の寒さに耐えるのかどうか、気になるところです。