昨日の保全活動の折、虫好きのYさんよりアオスジアゲハの幼虫をいただきました。これまで色々と蝶や蛾を世話してきましたが、アオスジアゲハの幼虫は初めてです。よく太った終齢幼虫で、目と目(眼状紋)の間が大きく開いたとぼけ顔。一日中のんびりと葉に止まっています。時々は葉を食べますが、葉が分厚くて食べ応えがあるのか、すぐに食べるのを止め、また葉の真ん中に戻って昼寝顔。食べる葉はクスノキのもの。そう、防虫剤の樟脳が取れるクスノキが食樹なのです。他の昆虫がターゲットとしない食樹を見つけたアオスジアゲハは、食樹市場のニッチを見つけた、と言えるかもしれませんね。ニッチアゲハ!