10月8日の嵐山への例会は、涼しい秋風の中、とても気持ちの良いハイキングでした。虫や花に目立ったものは少なかったですが、稜線でオオセンチコガネに出会いました。鹿や猪などの糞を食べる、いわゆる「糞虫」ですが、体色が金属光沢のある赤、青、緑と地域変異があり、大変美しい甲虫です。京都では赤色系が主流のようです。『桂川だより』163号(2022年9月25日発行)の「発見伝」に糞を運ぶオオセンチコガネが報告されています。同じ糞中で、ファーブルが研究したスカラベとは異なり、倒立して後足で糞を転がすことはしません。ちょっと残念です。