7月22日に西納さんが投稿されたスケバハゴロモは、私もその姿形からとても気になる昆虫でした。
私には、透けた左右対称の翅が、楽器の竪琴を二つ並べた様に見えるのです。竪琴と言えば、若い時に読んだ竹山道雄の「ビルマの竪琴」が思い出されます。多くの犠牲者を出したビルマ戦線。終戦を迎えても帰国せず、犠牲者を弔うために僧侶となって現地にとどまる話です。映画化もされ、劇中「埴生の宿」を敵味方双方が歌うシーンは感動を呼びました。ちなみに「埴生の宿」とは粗末な家のことですが、粗末でも平和なわが家が一番良いとの想いが伝わってきます。