名前の由来は、ツル性で他の草木に絡んで枯らしてしまうから。これが蔓延っていると、手入れする余裕がないとの意味で「貧乏蔓」の別名もあります。花は小さいですがとても可愛く、開花した時は5枚の花弁と5本の雄蕊が付いていますが、数時間すると花弁と雄蕊がとれて、雌蕊が成長してきます。そして鮮やかなオレンジ色からピンク色に変わり、花冠に蜜を溜めて虫を呼ぶ仕組みになっているのです。いわば、最初は♂で途中から♀に転換するみたいです。更に驚くのは、伸ばしたツルが、ヤブガラシと他の植物に接触したとしたら、必ず他の植物に絡まるらしいです。ということは識別能力?をもっていることになるのでしょう?
人間には嫌われて、不名誉な名前を付けていますが、なんと美しく、したたかな生き様ではないでしょうか。