少し前の写真になります。工事を終えた河川敷の斜面に芽生えたトウゴマがあっという間に2mほどの高さになり花を付けました。トウゴマは雌雄異花。雌花が花序の先端部にあり、雄花は下部にあります。実る果実は棘だらけでやがて毒々しく赤く色づき、そのエキゾチックな様子が好まれるのか、観賞用にも栽培されています。種子を絞って得られる油がヒマシ油。ヒマシ油は潤滑剤から医薬品としての下剤にまで多くの用途に用いられています。ただし、種子に含まれるアルカロイドは猛毒ですので、くれぐれもご注意を。(赤い果実の写真は京都府立植物園にて撮影。)