チャミノガは、幼虫時代に小枝を多く用いてミノを作る中型のミノムシです。昨年多数の発生を見た木を再訪しました。数十あるうちの数匹にしか羽化殻が見えないことから(成虫はミノの末端部分から蛹の頭を出して羽化します)、羽化できたもの(オスのみ翅を持つ成虫になります、メスはミノにとどまったまま)はごくわずかのようです。ミノムシは大量発生しても寄生バエなどで全滅することもしばしば。しかし、よく探すと、近くの枝に葉を綴った小さなミノや、少し大きな、チャミノガに特徴的な小枝を集めたミノを作る幼虫を見ることができました。かつてはどこにでもいたミノムシたちの復活を願います。