キツネアザミ

 名前の由来には「アザミに似るが棘が無いのでキツネに騙されたようだ」とか「咲き姿が眉刷毛に似る」から等、諸説があります。私的には「猟師に追われたキツネが慌ててアザミに化けたので、トゲを付けるのを忘れた」の説が、昔話を読む様で捨てがたいです。
 名前の由来はともかくとして、桂川中流の湿地帯にキツネアザミが点々と咲いていて、周辺からはオオヨシキリが天までとどけと言わんばかりに、梢で大きな口を空に向けて囀っていました。
 近場でこんな長閑な景色が楽しめるのも、桂川の魅力の一つです。