レッドデータブックでは、環境省で準絶滅危惧種、近畿で絶滅危惧種、京都府で準絶滅危惧種になっているミゾコウジュが、桂川の中流域に群生しています。周辺は昨年の堆積土砂撤去工事があった所で、今は程良い湿地になっていて、その水辺に薄紫の霞がかかった様に群生して咲く姿はとても美しいです。昨年の秋に葉を出した越年草で、来年も同じように咲く保証はありません。むしろこれからの夏草の繁茂で、今年限定の景色だと予想しています。他にも様々な花が咲き、水辺にはサギ類、ケリが見られ、藪からはオオヨシキリの声もうるさいぐらい聴こえます。