花の小径のカワラナデシコの蕾が膨らんでいるのを確認していたので、その1番の開花を見たくて昨日雨具を付けて見に行きました。着いた時はまだ蕾でしたが、程なくほころび始め、凡そ20分で開花は完了しました。
万葉歌人の大伴家持は余程カワラナデシコが好きだったと見えて、万葉集に11首の歌が載っていて、この美しい花を誰かに見せたい、見てほしいとの気持ちがあふれています。私も同じ想いで、以前桂川の河原に群生したのを再生して多くの人に見てほしいと願っています。
カワラナデシコの蕾を見ていると、祈りの姿に見えてきます。近年心配されている地球の健康の願いでしょうか?桂川に関しては花咲き、生物が安心して棲める環境の保全を祈りたい気持ちです。