今年はゴマダラチョウの数がとても少ないと感じています。春先に冬眠から目覚めた幼虫は多く見たのですが、その後成虫は全く見つからないままこの時期になってしまいました。一度自転車道脇のエノキに若齢の幼虫を数匹見つけたのですが、夏の剪定で枝ごと失われてしまいました...そんな中、嵐山東公園でエノキの葉の上に休む越冬前の幼虫を、やっと見つけることができました。12月に入り、エノキの葉が黄色く色づきほとんど落ちてしまう頃、体色を茶色に変えて木を降ります。樹上にいる間、体を休める葉は万が一にも落葉しないように、常に糸で枝にしっかりと結わえてあります。