先日の例会で訪れた「フィールドソサイエティー法然院森のセンター」で見せていただいたムササビの食痕の残る木の葉です。木はクスノキ。ムササビは樟脳成分のあるこの木の葉を好んで食べるそうです。中心部を食べる理由は、周辺部には樟脳成分が濃厚なので避けるからだとか。樟脳は天然の防虫剤ですが、適量ならば芳香剤としてリラックス効果もあるそうです。ムササビが適度に刺激的な葉を好むのは、人間がメントールを含むハッカやミントを楽しむのと似ているのでしょうか。桂川流域でもぜひ発見したいものです。食痕がムササビの姿に似ているのも、ちょっとかわいい。