昨日のクイズの解答は、ヌルデとオニグルミです。いずれも上野橋下流の公園で撮影したもの。この公園は、数年前に川沿いの樹木が皆伐されてしまいましたが、再び勢いよく茂ってきています。下の解説には個人的な感想や思い入れが入っていますので、悪しからず。
ヌルデの葉痕はU字型で、冬芽は半球状の軟毛が密生した芽鱗に包まれています。雌雄異株で、冬枯れの姿からも雌雄の区別がつきます。下の写真では、左が雌木、右が雄木です。雌木の方は種子に栄養を届けるためか、枝が太くしっかりしていますが、雄木はとにかく花さえ咲けば良い、というので細い枝で省力化しています。いい加減なヤツです。
オニグルミはよく知られたヒツジ顔。オニのツノのような頂芽のあるのが特に可愛い。サルの顔と見る人もいます。木が太るとともに顔も横伸びして、タレ目になります。葉痕はかなり長い間(数年間)認められます。天然痘の接種痕のようなものですね(年齢がバレるか!)。桂川には、大きな実を付けるものと、小さな実を付けるものがあるようですが、なぜなのか、交雑しないのか、よく分かりません。