「野草花壇」の桑の木に実(マルベリー)がたわわに実っています。この果実には子どもの頃、唇を紫色に染めて食べた懐かしい思い出があります。私の田舎では当時、養蚕業が盛んで見渡す限り桑畑が広がっていました。おいしいことをよく知っているのでしょう。梢ではムクドリが熟れた実をついばみ、落ちた実はカラスやスズメが拾って食べています。木の周辺では大量発生したクワキジラミの羽化を狙ってツバメやコシアカツバメがスレスレを飛び交っています。5月27日の投稿をご覧あれ。壮観です。生き物たちが群がる「母なる木」という感じがします。私も少し実を貰ってきてジャムを作りました。甘酸っぱくて懐かしい味がしました。

