ヌルデはウルシ科の樹木の中でもっとも身近にあるものです。開花は遅く、今の時期。健光園前の堤防法面では毎年伐採されますが、それにもめげずに生き残り、花盛りを迎えています。しばらく滞在して蜜を求める昆虫たちを観察してみました。8種挙げておきます。関連して、ヌルデの花、塩を吹くヌルデ、ヌルデミミフシもご覧ください。

斜面法面のヌルデの花です。雌雄異株でほとんどが雄株ですが、中に数株の雌株があります。

アオスジアゲハがやってきました。敏捷な動きです。いつもせわしない蝶ですね。

こちらはのんびりゆったりと吸蜜。ツマグロヒョウモンのオスです。マナーが良いですね。

ホシホウジャクは、花から花へと飛び回り、休みなし。足をたたんだままで、決して花に触れません。立ち食い派。

体の大きなオオスカシバ。足を花に添えて吸蜜します。少し行儀が良い。

こちらイチモンジセセリ。じっくり派ですが、人の動きには敏感に反応します。

シロテンハナムグリのようです。こちら没入派。

オオハナアブ。眼がユニークなシマシマ模様です。じっくり見たい人は、こちらをクリック。

クロバネツリアブ。腹部の白い模様がとても目立ち、飛翔時にもはっきりと分かります。