「ニーイ、ニーイ、ニーイ」とヤマガラの地鳴きがします。見上げると、枝に開いた洞から何かの実を取り出しました。エゴノキの実のようです。近くの枝に移り、脚で押さえて、コツコツ、コツコツと実をついばみ始めました。
ヤマガラは秋のうちにエゴノキなどの小さな硬い実を、土の中、樹皮の割れ目、木の洞などに隠す「貯食行動」で知られています。冬場に探し出して食べるのですが、探し出せなかった種子が発芽して、森の樹木の種子散布に大きく貢献しているそうです。
逆さになって木の洞を探っています。

取り出した実を両足で押さえてつつきます。

鋭い爪は、体をしっかり支えます。
