ノゲイトウとスズバチ

 雨がぱらつく保全花壇のノゲイトウにスズバチの姿がありました。スズバチは大型の狩りバチで、泥でできた巣の中に、蛾の幼虫などを蓄え、卵を産みます。昨年堤防道路上のムクノキの枝に丸い大きな泥のかたまりがあり、調べてスズバチと知りました。この巣が「鈴」に似ていることから名前がついたとの説があります。絶えず風向が変わる強い北風にもかかわらず、ホバリングを繰り返しながら、何度も何度も吸蜜に訪れていました。翅は相当擦れて傷んでいます。ノゲイトウは小さな花ですが、昆虫たちに命をつなぐ糧を与え続けています。