桂川沿いの土手は車道になっている所が多く、自然観察の死角になっている所です。植物にとっては日当たり良好の一等地ですが、それだけに競争も激しいです。3月に入って様々な植物が一斉に新芽を出して来ましたが、まだ背丈は低く、今の内と思って一部の土手の中程を歩いてみました。写真は花の小径近くの土手で見つけたツルボの新芽です。こんなところにこんなに沢山あるとは驚きですが、他の所にも希少種も含めた様々な植物が生きていることが想像できます。しかし多くの脅威が待っています。年2回行われる草刈と、草刈の無い所では旺盛に繁茂するツル性植物や背の高い植物に覆われることです。ツルボについていえば、夏場に地上の葉は消え9月頃に花茎が伸びて花を咲かせます。それまでの間温かく見守っていきたいと想いました。