昨秋遅くに咲いたナワシログミの実がふくれてきました。赤いグミ(ナツグミ)の実は幼い頃よく食べました。このナワシログミも熟すればおいしいのかな、と思うのですが、なかなか赤くならない。春になり薄赤く熟した頃をつまんでみても、甘みはほのか、渋みが強烈です。もう少し置いておけば...と思ううちに野鳥たちにすっかり食べられてしまいます。
苗代(なわしろ)はイネの苗床のこと。ナワシログミは苗代を作る春先に熟すので、この名があるのですが、苗代の風景はもはや絶滅寸前。若い方でこのページをご覧になった方は、苗代をググるか、農林省のページ(くらべてみよう昔といまのコメ作り)をご覧あれ。