今年は在来種のネナシカズラが元気です。嵐山から松尾橋にかけての自転車道からも随所に発生が見られます(写真左)。酷暑の夏を乗り越えるうちに黒く枯れてしまったところから新たに芽生えているものもあります(写真右)。外来種のアメリカネナシカズラは、黄色みが強く、茎が糸のように細くて植物体の上に覆い被さるように広がりますが、在来種のこのネナシカズラは、茎が太く(1-2mm)樹木に這い上がることができます。これまでも、5メートルほどの樹高のエノキやアキニレ、ヤナギの木などを覆い尽くすのを見たことがあります。もうしばらくすると、穂状の花序に白い花を多数つけます。散策の折にご覧ください。