オオセイボウとスズバチ

 桂川上流の河原でオオセイボウを見ました。2センチ足らずの小さな蜂ですが、青い金属光沢の綺麗な蜂なのですぐに分かります。近くにスズバチ(下の写真)の姿もありました。この2種は偶然ここにいたのではなく、わけがあります。スズバチは麻酔をかけた青虫をいれた、泥で作った巣に卵を生みます、卵から孵った幼虫は青虫を食べて育ちますが、オオセイボウはチャッカリその巣に卵を産み付ける訳です。オオセイボウの幼虫も、青虫を食べて育ちます。いわば昆虫版「托卵」をたくらんでいるのです。