久し振りに桂川を自転車で走って来ました。花の季節は終わっていますが、広い空と川の流れ、色づいてきたセンダンやアカメガシワの黄葉に心が癒されました。そうした季節感からでしょうか、普段滅多に歌わないサトウハチロー作詞の「モズが枯れ木で」を口ずさんでいたのには驚きです。そして、歌詞の「みんな去年と同じだよ、けれども足んねいものがある」のところでハット気が付きました。気持ちよく自転車を走らせていたのですが、なにか足らないものを感じていたのです。この辺りは例年センニンソウの白い髭を伸ばした種が輝いている所ですが、それが無いのです。他の所も探しましたが、ほとんどありません。あれ程あちこちにあったのに。いつの間にか姿を消してしまいました。一見、変わらない桂川の自然ですが、その中身に、年々足らないものが増えてきているのは寂しい限りです。以前は写真(2020年11月17日撮影)の様に群生していました。