アケビ蔓

松尾橋右岸上流、堤防の法面を降りて河川敷を歩きました。法面と河原を隔てる藪の中から黒い筋が何本か川に向かってまっすぐに伸びています。不審に思って手に取ってみると、アケビ蔓でした。時々は人も歩く場所ですが、蔓には傷みがなく、最近伸びてきたように思われます。本体はと見ると、藪の中、蔓の先端から約5メートルほど離れたところ、藪の中に、アキニレに絡みついたアケビの大株が見えます。この蔓はあきらかにアケビのランナーでしょう。勢力範囲を広げるための、静かな、かつしたたかな戦略と見ました。