下見時の観察時に投稿した記事の拡張版です。観察会当日の画像も加えてあります。
ムラサキツバメは、よく似たムラサキシジミと同様に、カシ類の若葉を食草として、アリに守られて育つ、南方系の蝶です。府立植物園では、食草となるマテバシイやシリブカガシの若芽(主にひこばえ)が刈られてしまうことにより、生育できる環境が奪われています。

ムラサキツバメです。シジミとの違いは、1)ツバメ後翅端には尾状突起があること、2)ツバメの方がシジミより少し大型であること、などです。

幼虫の食樹(この場合はマテバシイ)の若い葉に産卵中です。

産み付けられたばかりの卵です。直径は1ミリもありません。

幼虫は、ゾウリ型で葉を軽く巻いて隠れ、アリに守られて育ちます。この木はシリブカガシ。幼虫は終齢のようです。