ジョウビタキは冬に見ることのできるヒタキの仲間です。名前の「ヒタキ」とは、「チッ、チッ」あるいは「ヒッ、ヒッ」と鳴く声が、火をおこすための火打ち石を打つ音に聞こえることが由来とされています。雄も雌も羽根の一部が白く「紋付き」を着たように見えることから「紋付き鳥」とも呼ばれます。一般にヒタキの類は気が強いです。縄張りを持ち、縄張りに入ってきたものに対して威嚇します。まずは偵察、次に鳴き声で威嚇、その後本当に気の強いものはさらに接近し、こちらに飛びかかるようなしぐさをすることもあります。公園や人家の傍で冬を越すこともあり、「顔見知り」(?)になると、すぐ近くまで来てくれるものもあります。冬の寒さを忘れさせてくれるかわいらしさを備えた小鳥です。写真はメスで、私にはオスよりも目がクリクリしていてかわいく思えます。