この季節河川敷を歩くと、明るい色をしたマコモの細長い枯れた葉をよく目にします。漢字では(真)菰。記紀万葉の時代から神の宿る植物とされ、茎と葉からしめ縄や茅の輪が作られました。出雲大社では今でも重要な神事に用いられているそうです。マコモはまた、日々の生活に欠かせない筵や蓑の材料となりました。
春、地下茎から芽を出すと、ぐんぐん伸びて初夏には青々とした葉が茂り、すがすがしい生命力を感じさせます。冬に眠る河川敷の枯れた茎葉の下には、次の春を待つ命の力が宿ります。
(写真は、現在のマコモと、6月のマコモの姿です。)

