ハンゲショウ

 今日は7月2日。夏至から11日目で、七十二候の「半夏生」です。
 自然観察をしていると、旧暦の二十四節気、七十二候が、その季節らしさを現すことが多いと感じます。しかし、現在ではこの「半夏生」も、太陽が黄経100度の点を通過する日と定められており、今年は7月2日の午前0時15分に通過したと気象庁のホームページにありました。この投稿を書いている午後9時3分は100.827度に太陽があるらしいです。科学的には正確でしょうが、細かい数字に縛られるのは感興を損ないますね。
 この半夏の時期には梅雨の大雨が降ることが多く、これを半夏雨と言うそうです。また、この半夏にまつわる植物ハンゲショウは本来サトイモ科のカラスビシャクのことで、ドクダミ科のハンゲショウではありませんが、この季節に咲く花として後者の方がより親しまれているようです。
 カラスビシャクの写真が撮れなかったので、ドクダミ科の方のハンゲショウの花の写真を掲載します。小倉池で7月1日に撮りました。