ナンキンハゼの実り

 嵐山東公園のナンキンハゼが白い種子を見せています。黒くなった外皮がめくれて見える3つ揃えの純白の種子はとても目立ちます。種子が白いのは蝋物質に覆われているからで、カロリーの高いこの実を求めてムクドリなどが訪れます。野鳥の返礼は種子散布で、河川敷や公園などのあちこちに幼木を見ることができます。外皮は硬く乾いて落下するので、散歩していて足元からカリカリと皮のつぶれる音がして、この木の存在に気づくこともあります。