桂川に面した自宅マンションの小さなベランダでは、プランターに手間のかからないゼラニュームを植えていたのですが、これを蝶の来る庭にしようと、春にペンタスを植えました。ピンクのペンタスと、昨年の種がこぼれた百日草が咲き誇り、初夏から晩秋まで蝶が訪れてくれます。早朝の気温が10℃を切るようになった10月末にもまだ訪問があります。この日は朝からよい天気。午前中には、この花をテリトリーと構えているウラナミシジミが、1,2,3羽と現れ、時折組んずほぐれつの取っ組み合いをしています。
続いてイチモンジセセリ。蜜を吸いながら時折大きく羽を広げて日の光に暖まります。
昼頃には体が暖まったツマグロヒョウモン。同系色好みなのか、もっぱら百日草に吸蜜。
午後2時頃になると、ナミアゲハの訪問がありました。もっぱらペンタスに吸蜜。顔を埋めるように、一心に蜜を吸っています。
いずれも成虫では冬を越せないチョウたちに、このベランダは、小さいながらも大切な命の糧を提供しています。