桂川に生育する在来植物は年々少なくなり、姿を消していく種も出ています。その原因は、1.河川工事、2.定期的な草刈、3.ツル性や背の高い植物に覆われて、光が当たらないことで背の低い在来種が生きていけない、など様々です。
近年の豪雨による水害の多発を見れば、今後も河川工事が続くと思われます。他にも繁殖力旺盛な外来植物に生存を脅かされている在来種が多くあります。そうした状況を踏まえながら、何とか在来の植物を守り、増やしたいというのが活動の趣旨です。桂川クラブでは、それら在来植物を桂川で守りたい「貴重植物」と位置づけて保全し、増やす試みを行っています。
具体的には、①草刈と整地で小さな植物にも光が当たる場所の確保、②桂川で守りたい植物の植栽と播種、③生育地が限られた種の分散と種の保全等です。場所は松尾橋左岸下流です。
この活動は淀川河川レンジャー活動の一環として行われますが、その趣旨に賛同する団体、個人が協働で行うものです。桂川クラブは、この活動のスタートから中心的な役割を担っています。