「桂川クラブ」は、2008年10月に、桂川の自然を愛し、ゴミの無いきれいな川にしたいと願う有志で発足いたしました。
当初は会費も会則もなしに、毎月会報を郵送するだけでしたが、会員の要望もあり、2011年4月から会則を作り、年会費を集め、例会を催す現在の形で再スタートを切りました。
桂川は丹波山地を源に、八幡地区で木津川・宇治川に合流する107 kmの大河です。そのうち桂川クラブの活動は、渡月橋上流から八幡までの都市部を流れる約18 kmです。距離的には短いですが、生物相はとても豊かで、様々な野生生物の貴重な生息場所となっています。冬に憩う水鳥、春から秋にかけて咲き競う草花、優雅に飛ぶ蝶やトンボ、秋を奏でる虫など、私たちにとっては、四季を通じて心を癒してくれる大切なオアシスです。また、子供たちにとっては、身近で野生生物の不思議と感動を知る大切な教室ともなっています。
今後、人類の最大のテーマは「環境問題」だと言われます。
私たちにはたいそうなことはできませんが、まずは身近な桂川の自然の「中身」を知ることから始めることが大切だと思います。失ったと思っていた自然が身近にある、歌や絵画・図鑑でしか見たことがなかった生物がすぐそこにいる、とわかったときの驚きは、同時に大きな喜びに変わります。
ぜひ、皆様もこの輪の中に入って、桂川の自然を楽しんで下さい。そして多くの人々にその素晴らしさを伝えて下さい。
入会をお待ちしております。
会長 田子 稔